No10’04/08/01親不知3rd by 一風 雲

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■そぞろ7月に入ると今や恒例となった山アスパラ活二のシマ、親不知のオフ会が話題に登るようになる。垂涎の肴、今や全国区となった『岩牡蠣』それも北アルプスの伏流水をタップリ栄養源とした巨大な牡蠣目当てである。日程のナカナカ取れない私はたった正味一日の参加である。まぁ小一時間もあれば・・・と内心思っては見たものの、参加者が前日から潜って漁に励む結果は大層気になってはいる。ちなみにメンバーは当主活二・魚菜・mac3・おじょしゅ・soneta・インク・インク2・やまてつに一足早い帰還のnomoと、数えるのが大儀な人員である。活二のご母堂毎度ながら、本当にありがとうございました。今年も笹寿司は優しいメンバーによって私の分はとっておいて貰いました。合流は7月31日夜、すでに日は暮れて海浜公園のテーブルで待っていてくれる。暗闇をわずかな灯りで呑んでいるのか・・・居ないのか分からない。仕事を終えたばかりの私は急ぎbeerを空ける。魚菜・mac3はシーバスを眺めに行っており不在。釣果が気になるが、他の誰彼から勧められる牡蠣と思しき(笑)肴を差し出され、その大きさに安心して「焼いて」食べる。すでに干し牡蠣のようであったから。beerは美味い。しかしあんまり呑んでいるように見えず、となりのやまてつ一人がモアイの像よろしく黙々と呑んでいるようである。隣でよかった。和らいだ暑さが尚潮風で冷やされ、波の音を箸安めに私も黙々と呑んでいる。その頃東海シーバス隊が帰還する。釣果は聞かないことにした。これで全員そろい、本日(7/31)前段の潜りについて結果情報が聞けた。

■勢ぞろい

■酔

■黙々

■プッハァ〜

■美味そうに見えます?

海のコンディションが余りよくなく、それでも小型の岩牡蠣が獲れたのだからヨシとしなければなるまい。明日の海のコンディションを静かに祈る。空いたbeer缶が私とやまてつの間に数多くなり、三々五々と寝る準備にかかる。明日は早い。東海軍団はベースカーの魚菜と鉄の馬2台で望んできている。おじょしゅの馬でさえ大きいのにmac3のそれは尚巨大な馬である。早朝彼らはそれに跨り帰る。残るメンバーも今や思い出せない朝飯を喰って帰るという。なんだか私のために残って居てくれたようで恐縮である。それにお相手してくれる活二に申し訳ないような気がした。結果その活二と私とで前日より落着いた親不知を潜ることとなる。ベースキャンプで皆にお別れをし、やる気ムンムンの私は早めに潜ってドカドカ採って午前中には帰参しよう。

■鉄の馬騎団約2名

■ベースカーgyosai

■朝飯そして別れ

■サヨウナラまたね!

 

さっそく活二と私は親不知突端の魔の階段を下りている。先客が居た。いつもの岩礁を目指す間にも私はその延長底に大振りな岩牡蠣が居ることを知っていた。視界1mくらいだろうか、薄黒い底の岩礁を目指して潜る。活二は岩礁界隈を潜っている。小さな船外機付のボートが近づいて来ている。私から遠く離れているが、活二の近くで彼はその乗り手からなにやら冷たい視線を受けたという。活二の場合は本職はだしの格好である。視線を浴びて当然であろう。私のように漫画キャラの浮き輪の下にぶらさがる大きなタマネギ袋では外から上からでは目に入りにくい。それに遠く離れていた。私は潜っては一撃で岩牡蠣を剥がしてくる。昔使っていたシノを再度購入し、その効力にウキウキしていた。小型のアワビも発見。可愛い浮き輪の下の網袋は水中から眺めると重く垂れ下がっている。岸に押し進むに難渋するだろうと思い、活二の居る岩礁に行く。心持のいい活二は例の冷たい視線攻撃を受けて戦意を喪失していた。確かに小一時間であったろう。彼も小さなアワビを採っていた。問題はこのアワビである。岸にたどり着き、いつもながら親不知に流れ込む小さな沢で海塩を洗い流す。着替えをすまし、成果をカメラで撮ったりしていると、おもむろに活二は先ほどのアワビをナイフで抜き出した。食べると言う。もちろんそうなのであるが、何もない、つまりbeerも吟醸酒も冷えた白ワインもない中で食べる???そう出掛けに活二に手渡されていたスポーツドリンクの肴なのである。動揺を押し隠し活二の気持ちに甘えてアワビの一切れをそのドリンクで味わった。尚押し隠すその味わいにかなり時間が要った。生まれて初めての体験である。彼活二は自然のようにあの硬いアワビをゴリゴリと味わって流し込んでいた。もちろん活二のアワビであるからあの濃い緑の肝も流し込んでいた。負けた、自然児山アスパラ活二に!

 

■満足満足! ■活二収獲、それが・・ ■件のアワビが・・・ ■我が家にて正調調理

※写真は活二・mac3・gyosai・soneta・やまてつ氏らから借用しました。

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