魔性の渓谷から魔界の渓谷。前者もそうであったように魔界の渓谷はもっともっと私の心を引きつけている。もっとも魔性の渓谷の兄貴筋に当たるのである。すなわち日本一の大河信濃川のずっとずっと支流にあたるのである。何年も傍を通りながら降りようとしなかった大沢。’04年夏の雷が山々に轟き渡るある日、何か因縁めいているような気がする。出会いの条件は揃った。暗い小沢をアマゾネスらと下り始めて数分。2m弱の風格ある滝に目を奪われ、さて下降しようと振り向いたら・・・それが一枚目の写真です。あとは拙い写真ではありますが、魔界の渓谷のその所以たるかくも美しく、怖い写真をご覧下さい。 |