やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から ────────────────────────────────── 大地のめぐみ 2006年3月8日 132号 農民連にいがた県央センタ− 事務局長 鶴巻純一 ────────────────────────────────── ○厚く積もっていた雪が消えて、茶色の地面が現れました。だいぶ積もって いた雪も消え、先月末には田んぼや畑が現れました。まだまだ寒い日が続い ていますが、12月に雪が早く積もった割には今年の雪消えは早いと感じてい ます。桜の開花も昨年よりだいぶ早くなりそうという報道ですので、春は平 年より暖かくなってくるのかな〜、などと思っています。一昨日の6日は啓 蟄でした。冬のあいだ土の中に巣ごもりしていた虫たちが目ざめ活動を始め る頃だそうで、徐々にそういう時期になるのでしょう。○天然熟成味噌の仕込みをやりました。先月下旬から今月初めにかけて、 ふじの木農場では仕込み味噌の製造をおこないました。今年は雪きえが早い ような暖かさのせいか、味噌造りには欠かせない麹の製造がわりと楽にでき たようです。会員が収穫した米を麹に使い、同じく収穫したエンレイ大豆と 合わせて仕込み味噌を製造します。8ヶ月間熟成しますが、夏を経過して11 月頃にはおいしい天然熟成味噌になりますので、ぜひご利用ください。また この時期には、製造した麹を利用して甘酒や麹漬けのもと(塩こうじ)もつく ります。 昔は多くの農家で自家製味噌を造っていましたが、今ではそういう農家は ほとんどなくなって、スーパーなどから買うようになっています。味噌や甘 酒の原材料は農家にしか作れないのに残念ですね。 ○総会を開きました。先日の5日、農民連にいがた県央センターは栄リージ ョンセンターで第12回総会を開きました。総会では消費者でもある新婦人 三条支部の中野さんからご挨拶をいただきました。会議の中では、農業を続 けていくには厳しい情勢だけれども、それに負けずにいろんな取り組みをや りながら、消費者の方々とのつながりを強めて、野菜の産直である野菜ボッ クスやお米の産直を大きくしていこうと話し合いました。農家にも呼びかけ て会員も増やしていこうと話し合いました。![]()
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 婦人と農民連を結ぶ産直通信 ボックスだより 2006年3月15日 580号 〒955-0053 三条市北入蔵2丁目1-29 tel/fax 0256-38-9642 http://www2.ginzado.ne.jp/jyun/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ボックスだより 今週のやさい アスパラ菜 矢代一代 ほうれん草 矢代一代 小松菜 五十嵐昇 れんこん 堀一郎 里いも 中村健一 納 豆 西潟和幸 豆 腐 栄産大豆加工品 次週(3/22)野菜 こまつ菜 みず菜 きゃべつ 長いも 葉玉ねぎ たまご(2品分) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〜春はまだかな〜 先週の土曜日は春本番を思わせる暖かさに、ハウス内の作業は汗ばむほどの気温。 ところが、一転、積雪も見る13.14日。仕舞いかけたスコップ類をあわてて出して きての除雪があちこちに見られる。 せっかく出かかった畑の上にも一面真っ白で、今週ボックスに予定をしていた 「ごぼう」も掘り出す作業がストップになってしまった。今週は里いもでお願い しますとは中村健一さんです。 3月は春に向けて一進一退というが、気温の差の幅が大きすぎて、農作業もやり にくいものです。 ****************************************** 〜ボックス菜っ葉3種類〜 アスパナ菜、ほうれん草、小松菜とそれぞれ個性ある葉もの。冬の体から春へ切り 替えで、ビタミン類が必要とされる時期。葉ものは料理しやすい素材です。 さっとつくって食卓へ。 〜アスパラ菜とレシピ〜 生で食べても青みや筋が無く、甘味があってサラダもできる。くせがなく、歯切れ も良い。食物繊維を多く含み、有色野菜として栄養的にも優れている。いろんな食 べ方ができる主婦は嬉しい野菜。 〜アスパラ菜の炒め物〜 アスパラ菜を4〜5cmに切り、さっと茹でて、水切りしておく。豚ばら肉をこんがり 炒め、そこへ軽くしぼったアスパラ菜としいたけの薄切りを入れ、塩、こしょう、 ガーリックパウダーで味付けを。最後に醤油をさっと回し入れて味を整える。 〜アスパラ菜の浅漬け アスパラ菜を4〜5cmに切り、さっと茹でる。すぐに冷水につける。 (長く茹でるとおひたしみたいになり、せっかくの食感が失われてしまう) 水気をよく切ってアスパラ菜の目方の15%の塩麹を計り、ビニール袋に 入れ良くまぶし十分空気を抜く。半日くらいで食べれる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《塩麹ができました》 =1パック 400円= 味噌作りにかかせない麹ですが、この麹から漬け物床ができます。甘酒を造り、 そこに塩を入れて出来るのものですが、麹の甘味とほどよい塩分がいろんな野菜 と合い、しかも簡単に浅漬けができます。 しかも、甘酒になっていることから、漬かった物に 付いていてもそのまま食べれる優れもの。常温でおいても差し支えない物ですので、 みなさんもお試しを。 《塩麹で作る浅漬けはここがポイント》 野菜の目方の15%はキチンと計っていれましょう。塩分20%で出来ている塩麹 ですので、分量はそんなに多くないのですが、出来上がりはちゃんと漬かっています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 食情報・・・食べもの通信3月号 ぜんそくの子ども10年前の2倍、罹患割合は最悪 ぜんそくにかかっっている子どもの割合が、過去最高を更新したことが、文部科学 省の「平成17年度学校保険統計調査」でわかった。調査は、幼稚園から高校まで 9165校の満5〜17歳の子どもを対象に、2005年4〜6月に全国で行った健康診断の結果 を抽出して実施。ぜんそくは、すべての幼稚園・学校段階で悪化しており、10年前に 比べると倍増している。 厚生労働省によると、気管支ぜんそくは、小児・成人ともに年々増加傾向にあり、 小児ぜんそくは過去30年間で人口に占める割合いが1%から5%に、成人では1%から 3%に増加し、小児と成人を合わせて現在約400万人がぜんそくにかかっていると考 えられる。 厚労省では平成4年度からアレルギー疾患についての研究事業を開始し、研究成果に 基づく医療技術や情報の提供を行い、「ぜんそく予防・管理ガイドライン」など各種 ガイドラインを作成している。 (2005年12月9日 産経)