やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から ────────────────────────────────── 大地のめぐみ 2006年4月12日 133号 農民連にいがた県央センタ− 事務局長 鶴巻純一 ──────────────────────────────────○春の暖かさになってきました。今春は雪が消えてからも寒い日が続いてい ました。近頃は温かい日と寒い日が交互にくる状態が続いていましたが、 昨日はだいぶ暖かで、新潟市では桜が開花したようです。こちらでは寒い 日が続いていたせいか、梅の開花と桜の開花がほとんど同じ頃になってい るようです。まだ桜が咲いているところはないようですが、つぼみはだい ぶふくらんでいるようなので、もうすぐのようです。道路の土手ではつく しが今を盛りとのびています。(写真は10日の三条の桜)
○稲の種まきをおこないました。今月上旬は稲の種まきが盛んにおこなわれ ました。前段の作業である種籾を水につける仕事は3月中旬からおこなわ れています。一番最初に行う種籾消毒は、以前は農薬を使っておこなって いましたが、環境保全や安全性から、昨年から温湯消毒に切り替えています。 60℃のお湯に10分間漬けて、種籾についているいろんな雑菌を殺菌する ものです。その後、一週間から十日間、水につけて十分給水させたのち、 30℃の循環しているぬるま湯に二日間漬けて芽切れている状態にします。 その種籾を土の入った苗箱に機械で蒔き、ビニールハウスに並べ、上から 保温資材をかけます。暖かい日が続けば一週間くらいで芽が土の上に出て くるようになります。田んぼの作業は畦塗りが行われ、肥料散布やトラク ターでの耕起作業が続いておこなわれて、一番忙しい時期になります。
やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から ────────────────────────────────── 大地のめぐみ 2006年5月10日 134号 農民連にいがた県央センタ− 事務局長 鶴巻純一 ────────────────────────────────── ○本格的に春到来です。4月は例年になく寒い月でしたが、今月になってよ うやく春本来の暖かさになってきたようです。晴れが続いたこの連休中は、 多くの農家は田植え作業などで休む間もない忙しさでした。連休あけに見 られる田んぼの多くは一面の緑に変わっていて、すがすがしい感じがします。 事務所の近所にある保育園の樹齢25年の藤の花はだいぶ咲き始めてきまし た。三条市井栗地内にある藤の木は万葉集にも詠まれている藤の木といわれ、 市の史跡になっています。
○産直米の田植えが始まりました。多くの農家では連休中に田植えがおこな われましたが、皆さんにお届けする産直米の田植えはこれからはじまります。 稲の種まきを少し遅らせていることと、今年は育苗期間中の気温が寒かった ことから例年より少し遅れた田植えになります。代掻きや田植えの終わった 田んぼでは、アメンボが群れになって泳いでいたり、夜にはカエルの合唱が 聞こえてきます。今年の産直米もできるだけ農薬、化学肥料を使わずに栽培し、 おいしいお米を収穫しようと話し合っています。
○梨の花粉つけをしました。4月29日から5月5日にかけて、小杉さんの梨 園では花粉をつける作業を行いました。この期間は雨も余り降らずに、わり と順調に作業ができました。梨の木の枝全部に白い花が咲いています。開花 時期としては例年になく遅かった昨年と同じくらいとのこと。伸びている多 数の枝に咲いている花一房一房に花粉をつけたぼんぼんで触っていく、単調 だけれど根気のいる作業です。8月上旬からおいしい梨が収穫できます。
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