野菜BOXたより 2002年8月28日号



  次週(9/4)やさい
   とまと きゅうり 長ねぎ
   青菜 たまご なすピー
   さつまいも(紅あずま)

今年はさつまいもの出来が早いので
ボックスには収穫一番に予定しています。
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農民連02全国研究・交流集会に行ってきます。

* 8月27日(火)〜29日(木)東京で開催されるこの集会は
農民連だけでなく、消費者はもちろん農の研究者・流通業者
なども参加。日本の農業についての講演、情報交換・意見交流
など学習と運動の発展に役立てようと毎年開催しているものです。

* 今年は県央センターから事務局も含む女性が3名参加します。
  事務局が留守になりますのでよろしくお願いします。
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* 今話題の本・紹介*
『それでも食べますか輸入食品を分析してみると』 
 石黒昌考 著*注文受けます。−1冊1470円−(税込み)
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   小杉農園の「梨」は大丈夫です
    −でも、梨は出荷停止で"泣いています"−

○今回問題になっている農薬の使用はありません。
土作りに基本を置いて、「おいしい梨になれ」と心を込めての
作業をしていますが、梨の出荷停止となってしまいました。

○梨狩り用に残しておいた梨が行き場を失っています。
そこで今回の「幸水」梨を割安にて提供させていただきます。
希望の方はお買い求めください。

(5kg・1500円)なお小杉農園小杉正司さんからの
「見解」文章が入りますのでよろしくお願いいたします。

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◇玉ねぎはあると便利な野菜のひとつ◇
・ 玉ねぎは保存の利く野菜で、何にもない時のお助け料理には
ありがたいもの。お財布ピンチの時にもこんなレシピで乗り切ろう!

【たまねぎと納豆のかき揚げ】
@ 玉ねぎは薄切り、みつばは3cmに切る。のりはちぎる。
A 納豆にしょうゆ、練りからしを加えよく混ぜる。
B ころもに@とAを加え混ぜ、大さじですくい170度の油で揚げる。

【玉ねぎの香り炒め】
@ 玉ねぎは半分に切って5mmの厚さに切る。
A フライパンに油を熱し、@の玉ねぎを入れサッと炒め、
  塩、こしょうで味をととのえる。
  (たまねぎはあまりいためすぎないのがコツ)
B さくらえびを加え手早く炒め合わせて仕上げる。

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   梨の無登録農薬問題について

              農民連にいがた県央センター  小杉正司

 このたび、ごく一部の生産者と輸入、販売業者による無登録農薬
ダイホルタンの使用で、生産者、流通業者等は混乱をきたしました。

私が就農当時、二十世紀梨では黒斑病が猛威をふるい、栽培を
断念する園地がたくさんありました。
当時の栽培指針では同一薬剤を連用すると薬剤耐性の黒斑病が
残るということで、同一薬剤の多用は控えよとの指導でした。
このころは、特効薬的な薬剤がない中でダイホルタンは耐性菌が
出にくく、年間2回程度の使用が県の防除指針に載っていたように
思います。
しかしその後の研究で、ダイホルタンには発がん性物質が含まれて
いることがわかり、1989年に登録農薬から抹消され、日本では製造、
販売、使用が禁止になりました。

現在は、大多数の梨農家は農薬使用安全基準を守って栽培し、
消費者の皆さんに安全でおいしい梨を届けるべく日夜努力して
いるところですが、今回の無登録農薬問題で、消費者の方々の
「梨」について、購入を控える雰囲気が生じることが誠に残念で
なりません。

関係機関による一日も早い調査、散布した梨の処分等を行い、
信頼回復に努力し、安全な農産物が流通し、消費者の皆さんから
安心して食べていただける「梨」を生産者の責任のもとで栽培に
励むことだと思っております。

 もちろん私の農園でも一切そのような農薬は使用しておらず、
安心して食べていただける「梨」であることを自信を持って
皆さんに提供いたしております。
どうか確かな情報のもとで、見守っていただきますよう
お願い申し上げます。

<黒斑病>
     20世紀梨等に発生、高温多湿で、葉、果実に発生。
     果実に発生すると黒く斑点し、病状が進むと果肉が腐る。

<黒星病>
     品種により抵抗性あるが、ほとんどの梨に発生。
    低温、多湿で発生。葉に発生すると落葉→次年に影響。
    皮が星のような黒点になるため商品価値を失うが食べても問題ない。

○ どちらも多発すると薬剤では困難で、やはり土作り、良質な肥料の
  施肥により、病気を寄せ付けない健康な樹体作りを心がけることです。



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