野菜BOXたより 2002年12月4日号
今週のやさい
きゃべつ 坂上徳夫(田上町)
〃 岩沢平吉(三条市)
かぶ 岩沢平吉 〃
にんじん 五十嵐昇(三条市)
長ねぎ 小杉正司(燕市)
じゃがいも 藤田信一(田上町)
ほうれん草 矢代一代(三条市)
大根の紅花漬 矢代一代 〃
韓国の大根を、塩、酢で漬け、紅花で色つけて
パリパリと歯ごたえのある漬物ができました。(矢代)
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いよいよというか、もうと言おうか12月ですね。暑い暑いと嘆いていたのに、
ゆく秋を惜しむ暇もなく初冬を迎えるという、10月以降のお天候に、農作物が
こんなにも左右されるものであることを、今年のお天気で知らされました。
消費者にとっては、野菜が高値になっていることは、大変困ることですが、
丹精こめてつくっている農作物が一瞬の霰(あられ)にやられてしまうことの、
悔しさは、農家にとってももっと辛いこと。低温や、高温障害、害虫や病気など
さまざまなアクシデントが起こりうる、と予測しながらも、「作ってこそ農民」という
思いで励んでいるものです。チョットオーバーな表現になってしまったようですね、
11月の野菜の予定が変更変更で大変ご迷惑をおかけいたしましたが、
農業というのは「こういうことも」あることを知ってもらうことも産直ならではのこと、
とも思います。だからといってけっして甘えることではありません。
少しでも良いもの、地場産の新鮮で安心して食べれるものをお届けしたい、
ことへの思いを励みにして天気にめげず(これはむずかしいけど)がんばるね。
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◆水田は文化と環境を守る◆
富山和子がつくる−日本の米カレンダー 旧暦入
* いかがですか、ご注文をどうぞ
今年も このカレンダー
米と日本人は母と子のように、太いきずなで結ばれています。
日本の文化は米づくりの上に築かれ、国土の自然は農民によって
支えられてきました。ところが今、農業は危機に瀕しています。
それはとりもなおさず、私たちが日本文化の土台を失うことであり、
山や川など環境も危うくなっているということです。
先祖たちが営々として育んできた、美しい自然と文化を、次の世代に
送るためにどうしても農業を守りたい。そんな願いがこもったカレンダー。
毎月の美しい田園風景は私たちの心を癒してくれます。
2003年の表紙の写真と9月の写真は弥彦山を背景に「岩室」の稲穂風景
となっています。
<特別価格 1部 1000円>
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かぶ
【かぶの葉の健康ふりかけ】
@ 葉は茹でて、水気をよくしぼって細かくきざんでおく。
A フライパンに油を熱しシラス干し@を中火で炒め醤油、
みりん、を加えていり煮にする。
B Aの水分がとんで、パラパラの状態になったら、粗く
すった白ゴマを加え、さらに1分くらい炒め風味をだす。
【かぶとサーモンのサラダ】
@ かぶは皮をむき、6割にする。ボウルに入れ、塩振って
軽くもむ。茎と葉は熱湯でさっとゆでてすぼり、4cm長さ
に切る。
A サーモンは一口大に切る。たまねぎは薄きりにする。
B ドレッシングを作る。水気をしぼったかぶ、茎、葉、
たまねぎ、サーモンを順に加えてさっとあえる。
ドレッシング=サラダ油、酢、すりおろしにんにく、塩、こしょう
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次週(12/11)のやさい
れんこん 大根 ブロッコリー
白菜 里いも 小松菜 玉ねぎ
ブロッコローー、今度は大丈夫!・・・まいどまいどの変更でしたが・・・
やっと数がまとまって採れるところにきました。
ところが、こんどはアスパラ菜が大きくならないのです。
12月の予定に入っているアスパラ菜についてはしばらく難しい様子
でもあるので、変更させていただきます。もちろん収獲できるようであれば、
すぐにボックスには入れるようにいたしますので、
すみませんがよろしくお願いいたします。
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<ちょっと食のニュース>
若者「奇食」に走るカップ麺に牛乳、お茶漬けならぬビール漬け、マヨネーズ
入れカレー、うどんにチョコを混ぜて食べる----。
若者の間で奇妙な食べあわせを好む「奇食」が広がっている。美味追求型
から組み合わせ探求型まで、楽しみはさまざまだ。
一方で、若者に限らず野菜離れがいちだんと加速するなど、飽食の裏で、
栄養や味覚のバランスが崩れ始めている。
バラエティーに富んでいるとは言い難く、飽食の時代ゆえに、食の閉塞状況を
反映しているのかもしれない。
奇食が広がっている風潮について、食生活ジャーナリストの佐藤達夫氏は
「味覚には生物として生存するための意味がある。奇食は食文化が発達
していることの証拠ではあるが、遊びとしての食を受け入れている人には、
こういった基本が狂い始めているのでは」と警告している。
(4月18日 日本経済新聞)
おいしい・安全・たべものフェスタ
2002年収穫祭には130人が集う
11月23日、新婦人と農民連との産直収穫祭を行いました。
1ヶ月も早い寒さの到来で、連日の荒れ模様の天気でしたが、この日は久しぶりに晴れた
暖かな一日となり、"うまいもんたくさん"の今年の収獲祭を楽しみました。
会場がサンファーム三条という農業体験交流施設とあって、加工室に用意された蒸し釜を
生かし、醤油おこわにトン汁作り、餅米を蒸かして餅つきも。
体験コーナーでは、そば打ち、おにぎりつくり、豆腐、甘酒、漬物講習さらにさつまいもで
茶巾しぼりをと、「親子でできるもの」 を盛りこんだ企画も用意。できた試作品はみんなで
食べながらの交流です。
おやこリズムの若いママと子どもの参加も多く、体験コーナーでは、若いパパがおにぎり
つくりに子どもとラップにごはんを載せるのに奮闘したり、茶巾しぼりを喜んで作るお茶目な
双子も。
また焼き芋器からはおいもの香ばしい香りがし、ポン菓子器のすごい音とともに米菓子ができ、
それぞれ出来たてをいただきました。
参加者はみなさん「おなかいっぱ〜い、まんぞ〜く」の声。
最後に野菜や加工品の即売をやり締めくくりました。
農民連にいがた 県央センター 捧 たみ子