野菜BOXたより 2003年7月9日号
今週のやさい
とまと 五十嵐昇 三条市
岩沢平吉 三条市
きゅうり 岩沢平吉 三条市
大根菜 小杉正司 燕市
枝豆(2品分) 安達徳明 栄町
たまご(2品分) 熊倉一夫 田上町
次週(7/16)野菜
きゅうり とまと じゃがいも
枝豆(2品分)長ねぎ きゃべつ
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「なす」の無登録農薬について
県央センターの小杉正司さんは燕市で「なす」も栽培している
ことでもあり、現場の声もあわせ語ってもらいました。
今回問題とされた「らん一番」はなすの生育調整剤(花付きをよ
くする)です。それ以前に使用されていたのは「ナスリース」と
いい、登録農薬になっていましたが、メーカーは採算が合わないこ
とで再登録せず、登録失効、製造中止となってしまい、農家はそれ
と同じ成分の「らん一番」を使用しだしていたそうです。
「らん一番」は登録農薬なのですが、「なす」には適用はなかっ
たそうで、30万〜50万倍にして使用していて、人体には影響はな
いと文献にもあります。
近年では1年中何でも有(旬を知らない)で、早く食べたい、
いつでも欲しいという消費者のニーズの中、なす(なすだけでない)
を早く植えるようになっています。
なすは高温性で夏の野菜、早く蒔けば当然低温には実の付き具合が
悪いので、生育調整剤という着果の促進、実の肥大などの使用が
でてきます。
虫の付いた物や形の悪い野菜は敬遠する消費者。農協もスーパー
出荷では形や色を規格でないと受け付けないこともあり、作り手の
農家にとっては難しいものですが、昨年の梨栽培の無登録農薬使用
問題で使用しない指導のもと、今シーズンの使用は確認されていま
せんでした。(過去に使っていたことが報告されなかったというこ
とが問題になったのだと思います。)
それに無登録農薬はたまたまその野菜に適用が無かったということで、
マスコミの取り上げ方もおおげさな感じに思えます。
(農家に言わせてもらえばたばこのほうが、もっと有害)また、
新農薬取締法は現場にあわない点が多く、生産量が少ない作物には
適用がないなど、農水省お役人の机上のやり方だとの指摘されて
ところです。
しかし、なるべく農薬は使わない、それが基本です。土を肥やし、
生命力ある丈夫な作物を作っていくことが大切であり、今後ます
ます求められることです。
安心、安全な農産物を栽培していくのは農民連としての方針でもあり、
私自身も、昨年の梨、そしてなすや他の野菜にも使用をしないで
やれる栽培方法に日々努力しております。
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「えだまめ」祭り ご案内
枝豆がたくさん出回る時期がきました。
本格的に旨みが増すのはこれから。そして
「枝豆」が美味しいのも「こぎたて」。
朝採りの枝豆をたっぷり食べてみませんか!
えだまめ祭りを開催いたします。
と き:8月3日(日)8:00〜10:00
と こ ろ:中村健一さん (栄町尾崎)
さ ん か:500円(一人)
ない よう:栄町リージョンセンターで朝採り枝豆食べ放題!
トラスト大豆畑見学、野菜もぎ体験など。
申し込み先着20名にモーニングおにぎり、自家製なす漬を用意
(笹川流れの藻塩おにぎり)
◆当日販売いたします
◆枝豆、とまと、なす、ピーマン他
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とまとごはんにとまと汁
暑い夏をのりきるためにたくさんトマトをたべましょう。
生で食べるだけでない、こんな食べ方もあります。
<とまとご飯>
@ フライパンにバターを溶かし、みじん切りのたまねぎを
こがさないよう炒める。スープの素を溶かしておく。
とまとは皮をむいて細かく刻む。
A 炊飯器に米、とまと、炒めたたまねぎ、熱したスープ、
B 牛乳、塩、こしょうを入れ普通に炊く。
<とまと汁>
@ とまとは皮をむき、種を取って6等分に切る。
A 鍋にごま油を熱し、とまとを炒める。
B だし汁を入れひと煮立ちさせ、みそを溶きいれる。
C あさつきなどの青味をちらすとよい。
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2002年 夏の特別企画とおすすめ品
とうもろこし(3本)400円 生産者 安達徳明(栄町)
もぎ豆 1袋 500円 生産者 小杉正司(燕市)
矢代一代(三条市)他
<枝豆は目方で調節します>
◇ 配達日 7月24日(水)
◇ 締め切り 7月19日(金)
−TEL・FAX−0256-38-9642へ
*支部、また班でまとめください。
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《注文書》
氏名 配達ステーション
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品目 単位 単 価 注 文 数 金 額
とうもろこし 1袋 400円
枝 豆 1把 250円
もぎ 豆 1袋 500円
金 額 計
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やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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2003年7月9日 ★第100号★
農民連にいがた県央センター
.Fax 0256-38-9642
大地のめぐみ
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○本格的な露模様で、毎日雨が続いています。あじさいが青からピンクまで
様々に咲いています。温度が上がって雨が多いと、稲や野菜もそうですが
雑草が元気になるんですね。田んぼの畦や畑の周囲には晴れ間を見て除草剤
を使います。
○大豆畑の土寄せ作業をしました。このところ連日の雨ですが、大豆畑の土が
少し乾いたときをねらってトラクターで青大豆畑の土寄せ作業をしました。
トラクターには特殊なロータリーを装着し、大豆のうねの間を動きます。
すでに生え始めてきている雑草を退治することと、肥料分のある土を大豆の
そばに寄せてやること、土を寄せることで大豆の茎からも根が出て倒れにくく
なることなどの効果があります。
○エンレイは大きくなってきました。5月下旬に種まきをしたエンレイですが、
大きくなり始めてきました。1回目の土寄せ作業は終わっていますが、
雨ぢかい天候のため、2回目の作業ができるかどうか危ぶんでいます。
虫が出始めていて、葉に穴があいているのが所々に見られます。
○稲もだいぶ伸びてきました。葉の枚数が多くなり、田植えの苗姿からは
ずっと大きくなりました。茎の中では稲穂のもとができはじめています。
もうすぐ穂に力をつけるための肥料をやる時期になります。
来月には稲の花の写真を載せよう!と思います。