野菜BOXたより 2003年9月24日 通巻467号
今週のやさい とまと きゅうり 小松菜 長ねぎ 里いも 梨(2品分) * 梨は二十世紀になります −−−−−−−−−−−−−−−−− 次週(10/1)の野菜 とまと きゅうり ほうれん草 しいたけ さつまいも ごぼう ================= さ と い も 淡白でほっこりした味わいは、みそやしょうゆ味と よくあい、煮物、しるもの、あえものとなんでも合う。 以外にサラダにしてもおいしくできる <米以前の常食> 里いもが出回ってくると、本格的な秋を感じさせますが、 里いもの旬は秋から冬にかけて。里で栽培されてきたから 里芋というものですが、この里いもは人類との古い付き合 いのある野菜のひとつで、米以前の常食として、里いもを 葉で包み、蒸し焼きにしていたという、遺跡も発掘されて います。 原産地は、スリランカとされ、日本にまだ稲が伝来して いなかったころに中国からもたらさせれ、古くから栽培さ れていた記録があります。 <独特の強い粘りがスタミナの素に> 主な成分はでんぷんと糖質。強い粘り気はムチンとガラ クタンなどで、肝臓や腎臓の機能を高め、滋養強壮に効果 が。ムチンは消化酵素のひとつで、たんぱく質の分解を促 進し、消化を助け、便秘の改善に役立つ。さらにこのムチ ンは体内で解毒成分に変身し、胃腸の潰ようを予防する働 きもある。 <外用薬としても使用> 肩こり、はれもの、打ち身、捻挫などには、里いものお ろしたものに小麦粉を混ぜて湿布すると痛みやはれが解消 されるので昔から用いられている。 ためしてみよう・・・か! 【いも薬】 -貼り薬として歯痛、神経痛、リウマチなどに特効- ・さといもの皮を厚くむいて、おろし金でおろし、これに しょうがのおろしたものを1〜2割くらい加えてかき混ぜ、 おろした里いもとほぼ同分量の小麦粉を加えて良く混ぜる。 これがいも薬。このいも薬を布に塗り患部に貼り、乾いたら 新しいものと貼りかえる。作りおきしないで、その都度つく るようにすると効めが違ってくる。 -やけどにはおろしたさといもが効く- ・さといもをおろしてやけどに塗り、乾いたらまた塗って、 1日7〜8回くらい塗り返すと治る。 さといものサラダ @ さといもは皮をむき、塩でもんでぬめりを取る。 A 熱湯に酢と塩少々を入れ、さといもを入れてやわらかく なるまでゆでる。ザルにあげ、さっと水洗いしたら5mm 厚さの輪切りにする。 B トマトは皮と種を除いてみじん切り、さといもを加える。 C Aをよく混ぜあわせてあさつきを加え、Bをあえる。 A=サラダ油、酢、しょうゆ、塩、とき辛子 メモ 半日くらいおくと美味。あさつきにかえて青じそでも。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ *しんぶん「農民」 9月22日号より * 総裁選は終わってますが、組閣の顔ぶれは国民の命や 暮らし大切にす姿勢に欠けるメンバーばかり。 * だまっちゃいられないね! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■