野菜BOXたより 2003年12月10日 通巻478号
今週のやさい アスパラ菜 矢代一代(三条市) れんこん 堀一郎(中之島町) はくさい 坂上徳夫(田上町) ブロッコリー 安達徳明(栄町) 長ねぎ 小杉正司(燕市) にんじん 中村健一(栄町) ごぼう 中村健一(栄町) =============================== 次週(12/17)の野菜 アスパラ菜 ブロッコリー さつまいも 大根 玉ねぎ 小松菜 里いも ================== 1月の野菜 4回 4,800円 1月 7日 大根 小松菜 里いも ぎんなんアスパラ菜 にんじん じゃがいも 1月14日 長ねぎ アスパラ菜 れんこんみず菜 はくさい 玉ねぎ 豆腐 1月21日 アサパラ菜 里いも きゃべつにんじん 青豆(2品分) 青菜 1月28日 長ねぎ アスパラ菜 れんこん たまご(2品分)たくあん かぶ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ もち米不作 切り餅高値 新婦人しんぶんにも載りましたが今年はもち米も大変不足し、 切り餅が高騰しています。 一方、中国やアメリカから輸入する外国のもち米は昨年の4倍に 膨れ上がっています。 <なぜ、もち米が高騰しているのでしょうか?> 40万dの需要があるにもかかわらず、価格の低迷で作付面積が 減っているうえに今年に主産地佐賀県と北海道が2年続けて 不作になり、備蓄もまったくなくなったため起こったものです。 (03.12.8付けしんぶん「農民」) 「もち米は収量が低く、そのうえ、うるち米(常食・酒造用 にする普通の米---国語辞典)の混入を避けるためコンバイン や乾燥機をきれいに掃除しなければならないなど手間がかか るため、うるち米と同じ価格ではもち米を作る人がどんどん 少なくなっている」と語るのは県央センターでもち米を作っ ている鶴巻純一さん。 生産費を大きく割り込んだ価格やそこから一気に二倍以上 に高騰するのでは、農家は安心して作れませんし、消費者や 街の小売屋さんなどたまったものではありません。 <その隙間をついて輸入が急増> 備築がないからと輸入するもち米。価格も中国産は安いため加工を 中心に使用が増して、市場経済主義の中に放り込まれての国産もち米 の高騰という悪循環。 それでなくとも日本の農業の後継者不足が懸念され、減反による山河 の崩壊が心配されている今日です。きちんと後継者が育つ農業を基幹 産業として位置づけていかないことには、今年の冷害に見られるよう に天候不順での不作が、一気に値が上がりになるという恐ろしい状況 が生じてしまうことです。 <日本のお正月の伝統食・お雑煮も外国のもち米?> “米も市場経済で”とする、その先取りといわれるもち米の輸入拡大。 作れる高い技術、能力もありながら、資本の論理で日本人の食糧 を自国で賄うべき政策を放棄する農政。特に中国からの輸入は重金 属汚染の懸念もあることなど、今後も農民連は分析センターでは検 査を強め、安全で安心なお米は日本の国土からとの運動をしていく ものです。 県央センターの会員が作っているもち米をミニ企画でお分けします。 1kg 650円*無くなりましたらご容赦ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ こんな・・・レシピもいかが! 長ねぎご飯 寒い季節、この時期の野菜には体をあたためてくれる 食材が多くあります。長ねぎはそのなかの一つ。 魚料理と根野菜がいっぱいのみそ汁を添えれば栄養も 十分です。 @ フライパンに油を入れ、ニンニク、長ねぎを弱火で 5分くらいゆっくりと炒める。 A @にみりん、しょうゆを加え、水分がなくなるまで 中火で炒める。 B Aをご飯に混ぜ、お好みでゴマ、七味トウガラシ、千 切りショウガを加える。 おおきな白菜をど〜んと使って 〜うわーっまたこんなおおきな白菜! 核家族ではなかなか消費しきれない大玉白菜。 <そこで>電子レンジでかけてかさを減らすとたっぷり食べられ、 またこの状態で水気をしぼり、冷蔵庫で保存すれば日持ちもし、 使うときに便利。 白菜の煮ひたし (レンジで白菜のかさを減らして使ってください) @ 白菜はビヌール袋に入れ、口はゆるく閉じて電子レンジ で5〜6分加熱し、取り出して冷やし4~5cm長さに切る。 A 鍋に@を入れしめじを加え、だしを少しかぶるくらいに 入れて、塩、こしょうも入れる。落とし蓋をして静かに 20分くらい煮る。 B 器に盛り、ゆずの皮をたっぷりのせる。 だしの美味しさで白菜を食べる料理なので、できれば “だし”は昆布とかつお節どっさりでとった“だし”にして はいかがでしょう。
やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から ────────────────────────────────── 大地のめぐみ 2003年12月10日第105号 農民連にいがた県央センター .Fax 0256-38-9642 ────────────────────────────────── ○雪やみぞれが降り、冬の天候になってきました。先日までは暖冬の気候で したが、強風が吹いたり、気温が下がったり、冬の状況に変わってきました。 今年は大根干しに異変がありました。11月にしては暖かい気温のため、 たくあんにするための大根を干しても水分が抜けない状態が続きました。 やむなくその大根を捨てた人もいたようです。また、暖気のために野菜の 生育が早まり、これからの収穫を予定して植え付けた分も含めて一気に 市場に出たようです。野菜農家には大変な年でした。 ○東京八王子の米屋さんの収穫祭に参加しました。先月29日、全国農民連が 音頭を取って、東京で米屋さんの収穫祭が5カ所の米穀店で開かれました。 私たちも車2台に蒸気ボイラーやもちつき用の臼、野菜や加工品など荷物を 積み込んで4人で参加しました。当日はあいにく一日雨でしたが、米屋さん とつきあいのある近所のお客さんなどから大勢参加していただきました。 私たちが栽培したこがねもちで4臼のもちつきをし、醤油おこわや野菜、 加工品の販売をしました。お客さんからは産地の生産者が直接やって来て もちつきをし、あんこ餅やきなこ餅を食べられるとあって、大好評でした。 また、米屋さんも餅つきをする米の品種がこがねもちと聞いて「まぼろしの もち米で餅つきするなんてもったいない」と驚いたり喜んだりの様子でした。○今年もご利用ありがとうございました。 今年の米は全国的に収穫量が少なく、絶対量が足りません。今でも高騰して いますが、来年春、夏頃にはさらに暴騰が予想されています。契約の皆様には これからも順調に配達できますので、来年もよろしくお願いします。![]()
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