野菜BOXたより 
    2003年12月17日 通巻479号



   今週のやさい

アスパラ菜  矢代一代(三条市)
ブロッコリー 安達徳明(栄町)
大根     五十嵐昇(三条市)
さつまいも  五十嵐昇(三条市)
小松菜    五十嵐昇(三条市)
里いも    藤田信一(田上町)
玉ねぎ    北海道・小清水産直センター
小清水町は北海道・知床半島の付け根に隣接する町で、
オホーツクの海のほとり北の大地です。

   次週(12/24)野菜
れんこん 長ねぎ アスパラ菜
ブロッコリー 春菊 長いも 豆腐
〜年末企画の配達も一緒です〜
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   吉田文子の「ヘルめし新習慣」
→家庭料理の2つの発想転換を野菜たっぷり・肉魚ひかえめ

<ヘルめし---ヘルシなごはんだよ!>
現代社会は肉・魚介類のとりすぎ傾向、野菜は不足がち。
外食もほか弁もどうしてもカロリーオバーの野菜不足なるので、
ほんとうに体のためになる料理は家庭でこそできるものとの
結論で得られた「ヘルめし新習慣」なる提案です。

1) 献立の中心は野菜・芋・豆類料理である。肉魚は
   それをおいしく食べるための添え物と、逆に考え、
   ご馳走の日以外は1食で50g以下を目指し、豆類
   からたんぱく質を多く取る。
2) 作りたいメニューが先にあり、そのために材料を集める
   のでなく、今ある旬の野菜からメニュウーを考える。

◆吉田文子さん◆
新潟県出身・和・洋・中のプロの料理を学び、検定合格や受賞を経て
現在料理教室主管として八王子市にて家庭料理の大切さを再認識した
料理作りの啓蒙に活躍中。

農民連しんぶんのbox野菜を使って料理を連載した吉田文子さんより、
ご自身の著書「野菜たっぷり肉魚ひかえめ」が送られてきました。
各産直センターから送ってもらった野菜ボックスの野菜を使うレシピ
を連載したものですが、県央センターからも昨年6月に野菜ボックスを
送りました。

 今回はそのお礼にと、レシピのたくさん載った本をいただいたものです。
その中からレシピを紹介します。


  牛肉大根

牛肉の旨味を大根に染込ませたもの。大根はレンジで加熱しておくと短時間で
出来る。葉も利用し、栄養もあって一石二鳥。

@ ボールに水120ccと出し昆布を入れ、昆布が十分吸水するまで置く。
A 大根は皮をむき、厚さ1cmのいちょう切りにして、電子レンジ強に
  4分30秒かける(ラップはかけない)長ねぎは4cmくらいの斜め切りに。
B 厚手鍋またはフライパンに油とねぎを入れ炒める。
C 日本酒を加え、しばらくしてから牛肉、Aの大根、砂糖、醤油、
  @の昆布を加える。
D 沸騰したら、火を弱め、落とし蓋をして水分が少なくなるまで煮る。
 (大根はデレンジで加熱してあるので、ここでは5分程度でよい)
  できれば、煮た後、火を止めて置いておき、味をなじませるとよい。
E 大根の葉は柔らかそうな部分を塩茹でしておく。
F 器にCを盛り、Dの大根葉をみじん切りしたものを散らす。

   食情報----食べもの通信12月号より現代っ子

 食の乱れ深刻九州農政局の「食育に関するアンケート調査」
(3月実施、小学5年生とその保護者各231人、栄養士293人)で、
こんな実態が明らかになった。

 子どもの食生活上の問題として、
保護者は「食べものに対する感謝の気持ちの欠如」(41%)
栄養士は「朝食を食べない」(47%)
を1位にあげ、2位にはどちらも偏食だった。

 反対に「問題があるとは思わない」と答えたのは
保護者6%、栄養士0%。回答者の多くが、子どもの日常の食生活に
危機感をいだいている様子が浮き彫りになった。
朝食を「家族全員一緒に食べる」は過半数を割り、
「油脂脂肪のとり過ぎ」「よくかまない」「間食が多い」という
指摘が目立つ。栄養の偏りや不規則な食生活が透けて見える。      
                    (8月27日 朝日)

 味噌加工場(ふじの木農場)の建設資金返済  各位                  農民連ふじの木農場                    代表 鶴巻純一  味噌加工場(ふじの木農場)の建設資金の貸付ありがとう ございました。  早いもので、皆さんからお借りして、お返しする約束の5年目です。 年々好評おいただいており、わずかづつではありますが、消費も広 がっているところです。  原料の大豆は天候に影響され、収穫量が左右されます。そこが 農産物の大変なところですが、これはすべての農産物にとっていえ る事で、だからこそ米にしろ、大豆にしろ、国民の食糧として、自 給率向上が大切なことです。ところが国の基本姿勢は農業を大切に しないどころか少数の農家育成で地域農業を切り捨てていく方向が 出されています。 "作ってこそ農民"農民連の方針です。減反田んぼに大豆をたくさん 作り、自前での味噌加工場つくって、そんな農業つぶしに負けない でやろうという意気込みで立ち上げ、それに賛同を頂いてのお貸し いただいた建設資金でした。 麹を作ってこそ、手前味噌といわれるものですが、三日三晩の気使 いでできた麹にはほっとし、新味噌のかぐわしい香りに、なんとも 嬉しい気分になれるものです。それもみなさんから協力いただいた 味噌工房があるからで、お米と野菜の産直に手作り味噌も載せること ができ、産直運動をより豊かなものにしていけたものと思います。 今後も加工物などにも挑戦し、いろんな事を取り組んで行きたい と思っておりますのでどうかよろしくお願いいたします。 長い期間貸付いただき本当に有難うございました。

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