やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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農民連にいがた県央センター
Fax・Tel 0256-38-9642
大地のめぐみ 2002年12月11日 第93号
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○新潟でも雪が降る寒さになりました。先月から雨ばかり降り続いていました。
長期予報では暖冬の予想でしたが、12月分は平年並みに変更したようです。
一昨日は関東では12月としては記録的な大雪だったようです
(新潟ではなんということのない量ですが)。
10月下旬からの長雨、低温で野菜の生育が進まず、野菜全般の高値の中、
たくあん用の大根を買ったという農家も出る状況です。
これから先は暖冬になるように祈りたいです。
○米作り農家を切り捨てる「米政策改革大綱」に反対します。政府は3日、
米の供給と価格の安定を全面的に放棄する「米政策改革大綱」と
「各関連施策の具体的内容」を決定しました。これは、
@120万fともいわれる大幅な減反拡大、
A転作条件整備施策や最小限の価格対策を廃止し、負担増・補填減の制度創設。
B過剰米を1俵三千円で買いたたく制度。
C4f以下の水田経営は破綻が予想される米の保険制度にさえ入れない。
など、日本の米作りを根幹から破綻させかねない内容です。私たちは
@ミニマム・アクセス輸入米を廃止する。
A農家の生産費を償う米価を保障する。
B自給率が低い麦、大豆、なたね、そばなどを増産できるようにする。
C米の価格と安定は国が責任を持つ。などを要求しています。
日本の米農家の7割以上が2f以下の経営面積です。
この人たちが続けられなければ、日本の米作りと地域の農地は崩壊してしまいます。
ふるさとの田んぼを守るため、ご理解とご協力をお願いします。
(写真は4日、東京での「お米とふるさとを守る集会」に参加した様子)
○今年もご利用いただき、ありがとうございました。来年もよいお年を。
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大地のめぐみ 2002年11月13日 第92号
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○秋を跳びこして冬が来たような寒さです。先月下旬から連日の雨続きで、晴れ間のない日が続いています。秋の気候で、こんなに雨が多いことも過去に例がないように思います。先日は雪がちらついたり、雹が降ったりで、秋野菜の葉が一面の穴あき状態になっているところもあります。高い山では、初冠雪が例年より一ヶ月以上も早くなったとか。これらは異常気象の仕業なのでしょうが、この時期に雨が多いと冬は雪が少ないだろう、と言う人がいましたが、みなさんはどう思われますか。
○青大豆の収穫をしました。前の日まで連日雨が降っていましたが、7日の午後、雨の降らないのはこの日だけだろうと思い、大豆コンバインで収穫をしました。青豆は水分をたっぷり含んでいてふくれており、汚れも付きやすい状態でしたが、どうにか刈り取りしました。その日の夕方から大豆乾燥機を使って乾燥作業をしていますが、あまりに水分が多かったせいか表皮にへこみやしわができたものがあり、今年の青豆は見栄えがよくないものになりそうです(おいしさはかわりませんが)。この青豆を水分15%程度まで乾燥させてから選別し、販売できるようにするのがこれからの仕事です。
○大豆畑トラストの収穫祭をしました。10日の日曜日、栄町リージョンセンターで新潟や長岡、県外ののオーナーさんら24名の参加で楽しい収穫祭をおこないました。調理時間では、冷凍保存していた枝豆でずんだもちをつくり、エンレイ大豆でおぼろ豆腐をつくったり、大豆ハンバーグをつくって持参した方もおられ、3時間があっという間の交流会になりました。
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大地のめぐみ 2002年10月9日 第91号
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○稲刈りが終了しました。先日まで黄金色の穂波だった田んぼが稲の切り株だけに変わってしまいました。今年の稲刈り期間中はそうたいした雨も降らずにわりと良い天気に恵まれたと思います。前半はわりと暑かったようですが、コシヒカリを刈る頃になったらしのぎやすい天気になったと思います。お米の品質も去年よりはよくなったのは天候のせいもあるのでしょう。相対的に収量や品質もわりとよかったと思います。
○今月から新米をお送りします。新米の味や香りはやはり違いますね。農民連のお米はモミで貯蔵していますので品質低下が少ないと思うのですが、それでも新米となると格段に違いがわかります。お米の中にある脂肪分が酸化することによって徐々に古米の香りや味がでてくるようですが、とれたての新米は全く酸化していないわけですから、お米本来の香りや味がそのまま賞味できます。昨年導入した新しい精米装置で粒のそろったきれいなお米に仕上げてお届けしています。
新潟コシヒカリの贈答米として、お知り合いに送ることもできます。ヤマト便で発送しています。ぜひご利用ください。
○エンレイ大豆が熟期を迎えました。 葉が落ちてきていまして、刈り取りは20日頃が適期のようです。今年は除草作業がうまくいかず、だいぶ雑草が繁茂してしまいましたし、土の水分過多のせいで根がやられたせいもあって、収量は少なそうです。青大豆のほうは、先日まで枝豆で食べられていまして、ようやく葉が茶になりかけた頃です。こちらは11月に収穫です。
○今年の春仕込んだ味噌がおいしく仕上がりました。天然熟成ですので夏を経過した8ヶ月間寝かせました。昨年収穫したエンレイ大豆とコシヒカリ麹を合わせ、塩だけを加えて熟成したものです。1kg600円で販売していますのでご利用ください。
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大地のめぐみ 2002年9月11日 第90号
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○秋らしいさわやかな気候になってきました。でも、8月下旬は連日連夜暑い日が続いて、夏バテになりそうな状態でしたね。お盆過ぎから少しずつ涼しくなってくれればよいのですが、逆にかえって暑い日が多くなったようです。それでもこれからは朝晩涼しく快適な気候になると思いますが…。
○稲刈りが始まりました。今年の稲刈りは昨年より少し遅い始まりでしたが、今は真っ盛りというところです。早生品種の刈り取りはほぼ終わって、これからはコシヒカリの稲刈りが本番になってきます。今年のできは平年並みのようですが、先日までの猛暑で稲の体力が消耗しているところに6日の雨が来て、なびいたたんぼがだいぶ目につきます。刈り取り直前に倒れかけたもので、品質的にはあまり影響はなさそうです。
○東京の米屋さんが田んぼを見に来ました。8日に西東京地区の米屋さん7名が県央センター会員で鶴巻さんの田んぼの稲(コシヒカリ)の状態を見に来て、農民連と交流を持ちました。この人たちはとくに勉強熱心な米屋さんのグループで、生産者の米栽培の意気込みを直接東京の消費者に伝えたいと、コシヒカリ刈り取り直前のこの時期に来たもの。生産者のこだわりの栽培等について質問が多くありました。「倒伏防止剤は米の食味を落とすので使うとまずい」《農民連ではずっと前から使用していません》「お客さんにみなさんの米を売りたいので、ぜひ多くの米を出荷してほしい」との声も出ていました。
○今月のお米から普通包装でお届けになります。来月からは新米に切り替わりますので、ぜひ継続してご利用をお願いします。
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農民連にいがた県央センター
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大地のめぐみ 2002年8月7日 第89号
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○暑中お見舞い申し上げます。連日30℃をこえる猛暑が続いています。
体調も夏バテ気味になりがちですが、明日は立秋ですので何とか持ち
こたえるようがんばろうと思っています。稲にしてみるとこの暑さが必要で、
十分な日差しがあった方が穂の中にでんぷんをため込むにも効果的です。
○コシヒカリの稲穂が花を咲かせています。
数日前からコシヒカリの穂が出始めてきました。
今は、でた穂の上の方から花が咲いている時期です。
一本の穂ですべての米粒(小穂)の花が咲き終わるのに
一週間くらいかかるそうです。快晴の日であれば午前9時頃から10時頃にかけて咲き、
1時間くらいで閉じるようです。
稲は風媒花で、花粉は風に乗って雌しべにくっつきます。
雨が降っているときは殻が閉じたままで自家受粉をおこなうそうです。
見た感じは全く花とは呼べないようなものですが、
基本的な構造はユリの花など同じだそうです。
○沖縄からブラジル、ハワイに移住した日系3〜4世の平均寿命は
沖縄よりも平均十年以上も短くなっているという。海外移住による
食習慣の変化で日系世代におこった変化が、日本国内でも和食離れ
によって進行中だそうです。
小麦やトウモロコシは1000人か1500人に1人の割合で病気を起こすが、
主食穀物の中でずっと食べてもほとんど病気を起こさないのがコメだと
いうことです(順天堂大、山城雄一郎教授)。
7〜8歳頃までの食事体験が脳に“刷り込み”され、その後の食事行動に
大きな影響を及ぼすそうです。
俗に言う「おふくろの味」が健康な食生活に大事だということです。
○今月の白米コシヒカリは脱酸素材入りの包装でお届けしています。
来月のお米から普通包装になります。