野菜BOXたより 2001年4月25日号☆ 平場飼い卵がボックスに入ります。 県央センター始まって以来、初の野菜・果物以外の ボックス品になります。 提供者は田上町の熊倉一夫さん。 ○ たまご(鶏卵は高栄養食品) 各種栄養素をバランスよくふくんでおり、たんぱく質のバランスは良好で、 必須アミノ酸バランスは理想的とたいへん高栄養食品です。 具体的にはたまご1個は牛乳1本(200cc)に比べタンパク質で40%多く、 牛乳にない鉄が1.2gあり、これの有機鉄は腸からの吸収がよいとされている。 豚のモモ肉、牛のバラ肉と比べるとカルシウム20倍、ビタミンA80倍、 ビタミンB24倍、鉄2倍−脂肪は逆に少ないという、非常にすぐれた栄養食品です。 あまり食べ過ぎると栄養過剰となり、成人病の誘因にもなりかねません。 たまごは少量を、しかも薬付けのエサ(配合飼料それも輸入飼料です) でない自家配合して与えたエサ、生水で、新鮮な空気と日光が必要で、 そしてなにより大地のうえで飼われていてこその健康なたまごを いただきたいものです。 ○平場飼いの養鶏 鶏は空を飛ばず大地と密着して生息している動物であるから、大地とは切っても 切れぬ深いつながりがある。鶏は大地を突っついて食い、そこで砂浴びをし、 そして大地の底から立ち昇る自然の息吹を肌に呼吸して、その健康を維持する ものである。 近代の養鶏は一定の枠のスペースに入れ、エサや水など管理しての企業養鶏であり、 なによりも大地から隔離、もしくは床をコンクリートにしてしまう (鶏糞処理が簡単だから)自然な飼い方からかけはなれた、不健康な飼い方といえる。 熊倉さんは鶏小屋は自前でつくり、雨水を引き込み飲み水に、エサは自家配合で。 野菜クズ、米ぬか、魚のあらなどがエサ。あらは川の魚は、生でも食べるが、 海の魚は煮ないと食べないので、魚屋さんに頼んでおくあらを奥さんの幸子さんが 大鍋で煮る係り、ササやたけのこも好物) 毎日のエサやりは健康状態の観察、 鶏糞はもちろん有機肥料としての肥効高く、環境循環型農法にもおおいに貢献する 農法になのです。 ☆ 次回は5月23日(第4水曜日です) 次回(5/23)の野菜 きゅうり かぶ ほうれん草 ふき あさつき しいたけ ☆ 2001年の田植え交流会をやります。 ・ 5月20日(日)10:00〜12:30(昼食後解散) ・ 栄町尾崎地内田んぼ(中村宅集合) ・ 栄町リージョンセンターで昼食交流会 ・ 参加費1人700円・ファミリー1300円
今月の会員紹介 氏名 熊倉一夫(くまくらかずお) 住所 南蒲原郡田上町川船河甲365 生年月日 昭和27年10月23日 TEL 0256−52−7542 農作物 米、野菜 養鶏(約17年)