新婦人と農民連を結ぶ産直通信 2004年12月1日 522号 ボックスだより 農民連にいがた県央センター 三条市北入蔵2丁目1-29 TEL.FAX 0256-38-9642 ---------------------------------------------------------- 今週のやさい アスパラ菜 矢代一代(三条市) 小松菜 五十嵐昇(三条市) 玉ねぎ 五十嵐昇(三条市) ごぼう 中村健一(栄町) ブロッコリー 中村健一(栄町) じゃがいも 藤田信一(田上町) 白菜 坂上徳夫(田上町) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次週(12/8)の野菜 長ねぎ れんこん アスパラ菜 大根 里いも 納豆 小松菜 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 新潟県農民連が仮設入居者へお米を 寒さが厳しくなってくる時期、地震被災者にはやっと仮設住宅への 入居がはじまったとのニュースが伝わってきました。 地震直後には全国の農民連組織が、野菜、果物、米を届け、炊き出し の材料として、避難所での利用で喜ばれていましたが、お米は約120 俵余りが農民連現地救援センターになっている石橋市議宅に山積みに なっており、今度は仮設入居者への支援として3kgずつ届けることに しました。この作業11月26日石橋市議の現地センターでおこなったの ですが、約2400袋を作ります。これはもう人海戦術が頼り。農民連の 会員だけでは間に合わないと、長岡と三条の新婦人会員さんからも助 っ人(すけっと)してもらい1日かけて作業を終わらせることが出来ま した。お天気もよく、おかげさまでした。 なお、長岡市長と山古志村長さんに目録を届けました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ゴボウのみそ漬け 材 料 細めのごぼう---200g皮をそこげ20cmの長さに切る。 漬け床---みそ200g 黒砂糖大さじ1 切りゴマ大さじ2 しょうゆ大ざし2---よく練り合わせておく。 作り方 @ 湯カップ2しょうゆ大さじ2を入れ煮立て、ごぼうを入れて 4〜5分ゆで、冷ます。 A平らな容器に、漬け床の半量を敷き、@を並べ、その上に残り の漬け床をかぶせる。一晩置いたら、漬け床を洗わずに切って 食べる。 長期間保存もできるので、多めに作っておくとよい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− キズ,いたみ有りのル・レクチェ (家庭用に) ☆ル・レクチェはたいへん繊細な果物で、色、形ともいいのは超高級品。 でも高級品として出荷できるのはたいへん少なく、規格外となるのが 多い果物です。(だから高値になるのですが) ☆大小あり、少々キズ有りですが、家庭でたべていただくのには十分な おすすめです。(梨の小杉) 3kg----1,000円 贈答用もあります。 2kg化粧箱 2000円 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 特集<シリーズ・漬物王国日本> その2 漬け物は“人知の知恵”とういべき食べもの 東京農業大学教授 小泉武夫 したたかな生活の知恵、漬け物は整腸剤 日本の漬け物には日本人の知恵が多く盛り込まれているといえる。 糠漬けでいえは、糠は米からの副産物であるにもかかわらず、ビタミンB群の宝庫で、 欠乏症からくる脚気や体力の衰えなどを補い、漬け物の風味を高めるなどの利用の 知恵を生み、漬け物は漬けておけばいつでも食べられる便利さであり、質素で食事に 時間を掛けたがらない日本人にはぴったりのものであった。 また、腸内で体によい働きをする微生物、とりわけ乳酸菌を増やすのに漬け物が多い に役立っていることなど体験的に知っていたのだろう。 野菜はもともと乳酸菌がついていて、漬け物を作る時、塩に対して抵抗力の強い乳酸 菌は、その漬け床で盛んに繁殖し、それを人が食べることによって乳酸菌の一部が腸 に到達、そこで活発に増殖、体によい乳酸菌で占められるようになり、腐敗菌や異常 発酵などが、腸内に進入してもその繁殖を抑えたり、排除したりできる。 彼らはそこで多種のビタミンを生合成し、日本人はこれを腸から吸収して体の働きに 役立てている。 昔の人は漬けあがった野菜だけでなく2日に一度は漬け床を水かぬるま湯に溶いてのん だともいわれ、西欧人がヨーグルトや乳酸飲料を飲むのと余り変わらなかったものとい える。 漬け物は豊富なミネラルもある保険機能性を持つ自然食品として健康維持に上手に取り 入れたい食材である。