やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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                    2004年9月8日 114号
大地のめぐみ
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○異常気象の夏でした。この夏は梅雨末期の集中豪雨から始まって、台風に
よる農作物の被害が甚大の夏でした。台風18号の影響もありました。
7月の豪雨で2〜3日冠水した田んぼは「遅れ穂」がたくさん出て、本来の穂に
栄養がゆかず、収量が激減する見通しです。台風では果物の梨がたくさん落果し、
特産のル・レクチェは大半が落ちてしまったとの話もあります。農業に天災は
つきものですが、それにしても被害甚大の夏でした。

○稲刈りが始まりました。今年の稲刈りは昨年よりは早いですが、平年並みの
時期に始まりました。すでに刈り終わっている田んぼはこしいぶきやあきた
こまちといった早稲品種米です。先月の台風15号、16号の影響で風の
吹いてきた側の籾粒が飛ばされたり、葉がちぎれたりして収量はあまりよく
ありません。いっぽう検査をした業者の話では品質面はよいということです。
今週はよい天気には恵まれないようですし、日本海を北上する台風18号の
影響も心配です。おいしいコシヒカリの刈り取りは今週末の頃からになりそうです。

〇大豆畑、少し持ち直しました。7月の豪雨で冠水した大豆ですが、当時は
ほとんど枯れてしまったような状態でしたが、植物の生命力というのはすごい
もんですね、8月には緑の葉が茂ったり小さな紫の花が咲いてちょっと持ち直し
たような状態です。でも水害のせいで草丈は本来の高さの半分にもなりませんから、
大豆として収穫できるかはむずかしいところですが、枝豆でもぎ取る分には支障ない
と思います(特に“秘伝”はおいしい枝豆です)。一方ではうねの間の雑草も勢い
よく伸びてしまって困っているところです。


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