12月22日
水田は文化と環境を守る 富山和子がつくる−日本の米カレンダー旧暦入 米と日本人とは、母と子のように、太いきずなで結ばれて います。 日本の文化は米づくりの上に築かれ、国土の自然は農民に よって支えられてきました。ところが今、農業は、危機に瀕 しています。それはとりもなおさず、私たちが日本の文化の 土台を失うということであり、山や川など自然の環境も危う くなっていると言うことです。 先祖たちが営々として育んできたこの美しい自然と文化を、 次の世代へ送るために、どうしても農業を守りたい。そん な願いをこめてつくってのが、このカレンダーです。 日本の農村や農耕風景が心にしみ込む ような写真のカレンダーです。 1部1200円です。ぜひどうぞ。
次週(12/29)の野菜 アスパラ菜 長ネギ ギンナン ごぼう 小松菜 紅白かぶ漬け
たいな漬け(漬け菜)の煮菜 たい菜は漬け物用の菜で(もちろんそのままでも可)塩漬けに してこそおいしい菜です。今でこそスーパーには外国の食材を 含めたくさんの食品があふれていますが、冬場の越冬食料とし て先人たちは葉ものを塩づけにし、栄養のバランスを保ったも のです。 雪のしんしんと降る日、買い物などままならぬ天候の日など納 屋や物置の隅に漬け込んだ大きな樽の中、手の切れそうな冷た い塩水から飴色をした押しのよく利いた漬け菜を取り出し、塩 抜きをして作る菜っぱの煮物。その味はそれぞれ家庭により入 れる材料が違うのでおふくろの味ともなり、郷愁を感じ、郷土 の味ともなっています。 葉ものであればなんでも漬け物になり、塩出しした菜っぱの煮 菜が一番ポピュラーな食べ方だと思います。 たい菜漬け たい菜漬けの煮菜は11月24日のボックスだより 書きました。 そのほかこんな風な食べ方を紹介します。 1 菜なっとう…読んで字のごとし。細かくみじん 切りした漬け菜を固く絞り納豆と あえる。 適当な塩味が納豆と マッチして美味しい。 量も増え経済的。 2 菜めし… 細かくみじん切りしてこれまた固く しぼりたきたてご飯に混ぜて良し。 塩味のご飯に食が進むのです。 3 ごま炒め…少し塩出ししてからみじん切りにし、 固く絞って油炒め、ごまをたっぷり 加え、しょうゆで味を調える。
今年もあとわずかになりました。(ボックスはもう一回あります) やさいボックスへの「ひとこと・ふたこと」をお寄せください! やさいボックスへの思いや苦言さらに、アイデア料理、自慢の一品、 工夫のおかず等なんでもけっこうです。待ってます! 野菜は天候によって出来不出来が左右され、価格も今年は安値で推 移する中、農民連の野菜産直を理解し、利用していただき感謝いた しております。 21世紀を迎えようとしている中で、日本だけを見ていると暗い部 分しか見えませんが、世界から日本を見ると、今進めている農業政 策が世界の本流ではないことがわかります。シアトルでのWTO閣僚 会議が決裂したのもアメリカ中心のごり押しの反発が招いています。 日本の農業を守っていくことの大切さと大変さが日々あるなか今年 も暮れようとしていますが新たな気持ちでがんばりたい思っています。 どうぞ今後ともよろしくお願いします。