9月20日号



   ◆じゃがいもレシピ◆
    揚げじゃがいものおろしあえ

 和風のフライドポテトといってよい。辛めの大根
でもじゃがいもの油で辛味が消え、おいしく食べ
られる。

1  じゃがいもは皮をむき、1〜1,5cm角に切ったら
  水にさらし、ざるに上げて水気を切ってから水
  気をよくふく。
2  揚げ油を約160℃に熱し、1をきつね色になるま
  で揚げて紙に取り、余分な油をきって熱いうちに
  塩少々をふる。できれば2度揚げにするとよい。
3  大根はすりおろして軽く水気を絞り、酢、塩、醤
  油で好みの味つけにする。
4  じゃこはざるに入れて熱湯を回しかけ、水気を切る。
5  3に2、4,とあさつきを小口切りにして入れる
  ざっと混ぜ合わせ器に盛る。
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次週 (9/27)のやさい
とまと きゅうり 里いも
なめこ 梨(2品分)
なめこはお天気次第で、変わることもあります。
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 ◎しんぶん「農民」に載った記事を紹介します。

 この記事は、8月23〜25日に行われた農民連の全国
研究交流集会で、特別報告の一人として発言された内容
のものです。
農民組合の事務局長をし、また自身も新婦人の会員と
して運動しているということで、産直については両者の
立場を見ながらのこれからの産直を考えての発言です。

 全国どこにもある共通の思いや悩み、問題点などで参
考になることも多いことから、新ためてしんぶん「農民」
に記載されたものを、ここにご披露いたします。

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◎ 新婦人産直に多様化を・「豆腐産直」がスタート
           茨城県南農民組合 小林恭子

 一昨年の「流通の変化に対応した産直運動の多様な探求を」
という提起を受けて、私たちは「街づくり」について考え
てみました。
 地域で街ウオッチングをしたら、団地でも大手スーパーが
撤退して、お年寄りが買い物に困っているとか、商店街が
シャッター通りになっている状況が出てきました。

 一方で新婦人産直の協議会では、開始以来十年たってお互
いにマンネリも重なり、情勢の変化もある中で「食べてくれ
ない」「物が悪い」など、何となく気まずい協議会、あるい
は険悪な状態にまでなっている状況もあるわけです。

 私はもともと野菜ボックスそのものが自然ではないという
か、かなり無理のある形態だと思います。というのは、生産
者が旬の野菜を勝手に入れ食べてくれ、という形態ですし、
お金も班長さんが集めて、場合によってはたてかえたり、冷
蔵庫に入れて置いたり、新婦人は本当に苦労して取り組んで
くれています。

 こんな状況の中で、新婦人のなかでもボックスだけでなくて、
多様な産直を一緒にかんがえていったらと思ったわけです。
いま、新婦人の方針にも「街づくり」が入っています。
それで「商店街に野菜を入れてもらおう」とか、「豆腐産
直などどうか」という話を新婦人にしました。

 実は今、新婦人の新宿支部と中野支部の二つで、豆腐産直
が始まっています。出前主張で豆腐作りの講師をしているの
ですが、その新婦人の会員の中に豆腐屋さんがいて、
「やってみよう」ということになりました。
大豆三十キロを7500円でお豆腐屋さんに買ってもらい、
一丁二百円。新婦人で豆腐引換券を作って、毎週第三土曜日を
「新婦人豆腐の日」として、その豆腐屋さんに買いに行くのです。

当日は、券と財布を握りしめてお店の前は人だかり、
「新婦人はこんなことができる」とすごく自慢げに娘や嫁を連れて
きたという話があったり、「これは全国に広められる」という
確信を持ちました。

 新婦人では「赤ちゃん小組」も大きな方針になっています。
赤ちゃん体操や育児相談をするのですが、会員が持ってくるの
が、ジュースや湯をかけて食べさせる輸入品のベビーフードだ
そうです。これでは将来の子どもたちはどうなるんだろうと、
赤ちゃん小組などに生産者も足を運んで、若いお母さんたちに
食の安全性や農業のことを知ってもらおう、話をしていく取り
組みが必要だと思います。

 新婦人産直でも、ボックスだけでキリキリやらないで、米屋
さんに取りに行くとか、これまでとまったくちがう観点から
「多様な探求」をしてみたら、もっとたくさんの可能性が開ける
のでは、と提案したいと思います。

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