この歩はなんだ?



   棋王戦第四局の中盤から終盤にかけての局面。先手の羽生棋王が、2四歩と突いたところ。
  この手の意味はなんなんだろう? まるでパスしているように見える。後手の久保挑戦者は、
  当然のように手抜きだったが、もし同歩と取ったらどうなったんだか?わからない!?

   1六角から5二の銀に狙いを付ける? 考えられない。同歩なら2二歩から桂馬を取りに行く?
  シベリア開発?のような手だ。
  「攻めて来なさい」と挑発しているのだろうか?  結果的にもそうなったように思う。

  条理を超えている・・・

   101手目に指された7九金の方が、まだわかり易い!
  下図参照



道場