　　後手棒銀が、７五歩と仕掛けたところ。
　先手としては、３六歩とか、３七桂馬が、入ってないので少し遅れている感じだ。
　だからといって、先手が不利ということではないと思うが。
　
　　ここで▲６五歩と反発されても、後手勝ち切るには相当苦労するだろう。
　案外、嫌がる人も多いかも知れない？

　羽生五冠が急戦居飛車棒銀で勝ったことで、この戦法が優秀であることが証明
　されたのだろうか？加藤一二三九段なら、「その通り！」と手放しで喜ぶかも知れない。
　加藤氏は、振飛車には必ず棒銀と決めているらしい。そしてかなり勝ってもいるのだ。

　　対局後の、佐藤康光九段らの検討では、仕掛けからの数手後、飛車交換のあとが
　重点的になされたらしいが、結論は藤井竜王が少し残していただろうという。
　羽生さんも、「棒銀は成功していなかった」と言っているとか？

　じゃぁ-　どうして勝ったんだ！？
　三条将棋道場の会員に、「少し苦しいくらいが力が出る」　と、いつも言う人がいる。
　まさか、羽生さんが彼と同じレベルというか性分（？）とは、思えない・・・・・

　対振飛車、棒銀。使って見たくなった。