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■一風一閃クッキングの巻。

品質・鮮度さえ良ければ、シンプルな調理法がもっとも飽きのこない美味しさを表現する。 馬骨童子

あらかじめ申し上げますが、料理訓練や技術を特定の人から学んだわけでありません。

強いてあげるなら本能、いわばただの食いしん坊に他ありません。

幸いにも職業柄というか生まれてこの方、食品に関わった環境の中で育っただけであり、

何よりも衛生面を念頭に埋没していたように思います。

後年故あって今をはじめるにあたり、関わる情報誌を爆読しました。

そんな中から生まれたものが「鄙のはむ」であり、

あるいは対極にある徒然なるまま創る閃きの料理であったりするわけです。

素材をなるべくいじらないで済むようには心がけてます。

従いまして高級料理とはまったく程遠く、むしろ家庭の冒険心溢れるお惣菜という感覚でしょうか。

冷蔵庫に化石化しつつある素材を美味く調理した時は至福の瞬間です。

これがneo-naturalism cookingたる所以です。

■カルボナーラwithふきのとう 今年の元旦に雪を求めに里山へ行ったら・・雪のかわりにフキノトウをget!さっそく和伊のフュージョンクッキングでした。

 

■用意するもの(2〜3人分)
1 スパゲッティ        300g
2 ふきのとう        適宜
       3 卵              2個
4 ベーコン          150g
5 粉チーズ          適宜
6 EXVオリーブオイル     適宜
7 ピュアオリーブオイル    適宜
8 塩             海水濃度になるくら                 い
9 白胡椒           少量

■一風流作りかた(TBSウルルン大紀行アレンジ)

水を沸かします。湧く間にふきのとうについている土などを指で払う。蕾を裂き開き、小分けにしてもよい。満遍なく湯が行き渡らないとその部分が黒くなりやすい。湯通しする感覚で上げて水きり後冷却。(薄緑が生きてきます)


タップリの湯をわかす。
塩をドバッと海の塩辛さを目指す。
そこにパスタ投入。

この間に卵2個(乃至3個でも)を相当の容器にて攪拌。
粉チーズ・EXVオリーブオイルも入れて再度攪拌し
待機させる。(お好みでニンニクオロシ)

ベーコンを千切りにして、
湯沸かし器で最高温度の湯をかけて
燻製の香りを飛ばして水切り。
本場ではパンチェッタという塩漬け豚ばら肉です。

大きなフライパンにピュアオリーブオイルを多めに
垂らして塩抜きしたベーコンと冷却しておいたふきのとうを炒める。
軽く白胡椒を振る。

これからが時間との勝負。
パスタの茹で具合とバッティングさせるのです。
それまで上記のベーコンフライパンは
火力の調節をしていてください。

パスタの硬さはお好みですが
お好み硬さの一歩前くらいに引き上げて
最後の仕上げ段階にて、
調節しておいたベーコンフライパンを熱くして
そのパスタを投入。
ザックリ合わせる。
さっと馴染んだら溶いた卵をかけまわし
固まる前に火元からはなし、皿に盛り付けて完成。

くれぐれも卵のヒートオーバーには細心の注意を。
でないと卵とじになります。
余熱でも固まるくらいですから半熟以下でしょうか。



■天ブリの頭煮@150!【写真クリック】 天然ぶりの頭が手に入りました。たった150円でした。あとは残り野菜を適宜に醤油・酒・砂糖&長ネギの捨てる部分。 頭をオーブンで表面に焼き色をつける。鍋に水を入れ一旦煮こぼす。再度水を張り、長ネギの青いところや生姜・ダイコンなどを適宜入れて煮る。アク?アクも肴の一部です!砂糖と酒を適宜。15分ほど煮たら醤油を適宜いれ、水分を飛ばす感じで中火でテリをつけて出来上がり。

■洋風森のキノコ鍋 ブナの森で数種類のキノコ調達。冷蔵庫にあった玉葱・なす・白菜などなど。他に白ワイン・にんにく白胡椒。 土鍋にピュアオリーブオイルをたらす。ニンニクひとかけらと赤唐辛子を炒め、キノコや残り野菜を投入。しんなりしたら白ワインをふり、塩コショーで調味し、最後に醤油をチラッとたらします。完成!この日のキノコはナメコ・ブナハリ・ムキタケ・ワカイまどなど、相乗効果的味わいのキノコ鍋となりました。

 

■森の恵みのリゾット【写真クリック】 ブナの森のキノコ数種・白米・玉葱・ニンニク少々皮付き・牛乳・ブイヨン・白ワイン・硬くなってしまったナチュラルチーズ ピュアーオリーブオイルで皮付きニンニク半分くらいで炒めて香り付け。次に玉葱スライスを炒め、しんなりしたら洗わない白米を適宜一緒にいためる(中火以下)約10分から15分くらいで白米が半透明になる。ここでキノコ投入して白ワイン贅沢にふる。加熱したら水適宜、沸騰したらブイヨン・牛乳適宜ナチュラルチーズを入れザット全体を合わせ塩加減、あとは触らない(笑)箸で米をピックアップしてアルデンテを求める。かき混ぜると粘りが出て雑炊になりかねません。

■様々キノコのパスタ【写真クリック】 めじ類(天然)

べーこん千切り・ニンニク皮付き・とうがらし・白ワイン・ピュアオリーブオイル・塩コショウ

 

様々なキノコの汚れを丁寧に取ります。フライパンにピュアオリーブOを適宜。唐辛子種抜きとニンニク皮付きのまま中火以下で香付け。そこにキノコ投入、火回ししたら白ワイン多目をジョバジョバ。フライパンを傾けアルコールを飛ばす(フランベって言うらしいですが)全体にキノコがしんなりしたら、海水塩分濃度のアルデンテスパをごっそりあけて、全体になじます。キノコ類の調味調整はスパが補います。

■ジャコ飯withウド チリメンジャコ

青野菜のヒタシの小口切り(この日は遅い天然ウドのサキッポ)白胡麻

チリメンジャコは薄味で京都からのご提供。単に適宜熱いご飯に白胡麻と混ぜ込み、粗熱が取れてからウドのヒタシの小口切りを混ぜあわせた一品。お近くのスーパーにて買った青野菜のオヒタシでもいいでしょう。

■メニュー危険度+8.5 拡大図

■茶殻飯 思い切り高級茶・塩だけ

(ネットF魚菜氏ご提供)

高級茶は出がらしをザルに空け水切り後、アッツアッツのフライパンで極弱火にして木ベラで根気よく水気を抜いていく。香りが蘇ってきます。サラサラになってきたら天然の塩を適宜ふる。これを温かなご飯とザックリ混ぜ、トッピングをする。

■メニュー危険度+8

■カリカリべーこんとミヤマフユイチゴのジャムトースト 野生のイチゴ

鄙のベーコン

天然砂糖

赤ワイン

イチゴジャム(果実:砂糖:赤ワイン     =6:3:1で鍋(銅製ベスト)で気長に木ベラで水気を飛ばす。ベーコンはクッキングペーパーをしいた皿に並べレンジでチ〜ン。トーストにマーガリンを塗り、べーこんを敷く、片面にはこのジャムを塗りサンドイッチにすると...病み付き必至です。

■メニュー危険度+8

■ブッカケナメコ 天然ナメコ等ヌメリのあるキノコ全般対象

醤油・酒orみりん

ワサビ

ナメコをざっと水で洗いながらゴミを取る。土鍋にナメコの量に対して酒30%くらい懸けて加熱。染み込んだら醤油を適宜かけ、沸騰ししたら火からおろし、温かなご飯の上にかけワサビを添える。

 

■メニュー危険度+9

■生ウニとのパスタ 生うに(刺身用)

パスタ(細め)

EXVオリーブオイル

パセリ

一味唐辛子

おろしニンニク

パスタを海水濃度塩分で茹でる。もちろんアルデンテ。ボウルにEXVオリーブオイルを適宜(チョッピリ多め感覚)入れ、一味唐辛子・おろしニンニク・パセリ微塵を入れてよく合わせる。生うにをこのボウルに空けザックリ合える。茹であがったパスタをこのボウルに空けて菜ばしか何かで絡めるように合える。器に盛り再度パセリのザク切りをトッピングで出来上がり。

■メニュー危険度+9

■酒肴 アレコレ 左上よりおぼろ豆腐・タコ刺身(前の晩残)メザシ1尾と売れ残りのコロッケ、ギンナン、長ネギ焼きその他

陶器市なんかで大ぶりな皿など買い求めておくと重宝します。

 

一つの盛り合わせ例でしかありません。ランチとしては豪勢そうに見えます。
       

■メニュー危険度とは+10を最高点として、個人的にヤミツキになってしまった度合いを表わします。

今回はご家庭の冷蔵庫にあるようなものでは無かったですね。

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