■11/09
門前の小僧の成れの果てでしょう。
15年前突如、今の仕事をすることになり
それまでの見聞きしたことを形にして今が在ります。
おととい、仲間の一人が北海道からまたエゾシカが
届いたということで、喰えるように処理依頼される。
米や蕎麦畑の相棒だし、なんたって我がアマゾネス等の
貴重な生肉&ボーン(ご馳走)となるわけである。
私は技術者でないので、冒頭に書いたように
何十年来と作業場を覗いていたので見よう見まねで、
骨スキという鋭い三角ナイフで脱骨。
一種の解剖ですナァ。
一応あっという間に解体作業は
終わり、昨晩からアマゾネス等はクズ肉や
骨のご馳走で大喜びでした。
ラム肉と同様、脂肪分の融点がヒトの口中温度より
高いので冷めると、脂肪粒子がザラザラ。
熱いうちならジンギスカンと同じです。
コレステロールも上記のように
消化しない分排出されます。ヘルシーな肉なのかもネ。
でも牛・豚のあのとろける美味さが選ばれているようです。
エゾシカと天然ナメコの鍋仕立て(3年前)
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■11/13
沈殿挽回 遠征するに遅い時間に目覚めた。
と、言うより恒例の朝風呂から二度寝を
本気で実施。
10時には今日の予定を夢の中で決めていた。
魔性・魔界・魔の山とここ数年来、
虜にされた領域から離れられなくて、
朝日S林道と同じ頃入山していた室谷最奥への
想いが湧き上がったからかもしれない。
案の定、常浪川に折れたら御神楽・日尊之倉の
頭頂部には冠雪が観れた。
遅いスタートでアマゾネ等も同行せず、
ロシナンテも留守番。
かわって夜叉号でちょいと気が引けたが
林道を走り出したら矢も盾もたまらず
林道最高到達点に居た。
恐るべし夜叉号!
積雪15cm、標高は1300m。
平日、もちろん人気無く、霙混じりのなか
かっては庭みたいに感じてたブナ原生林を俯瞰した。
考えてみたら、このように落葉した時期は初めてだったかも。
加齢とともにこの谷の怖さが、俯瞰してわかった。
■11/19
先週のリベンジになろうか・・・
大荒れの天気で魔の山目前で回帰。
今朝は初霜の中、窓の氷が解けるのを待ってスタート。
放射冷却(快晴)でガスがもやる中、
険しい林道に先行車の跡があった。
今の時期、誰だ??って自分のことはさておいて(爆)
すれ違い出来ないダートな積雪15cm林道。
スタッドレスのロシナンテでさえ冷や汗なのに
後進で降りて来たFFのシエンタとあやうく逆オカマ
されそうになった。
寸前でこれを拒絶。
まさか心中しにきたんでなかろうかと
シエンタを運転席を覗いた。
死ぬにはまだ早い若者だ。
早い決断が結果良かったのだろう。
さすが鞍部直前でロシナンテから降り、
アマゾネすらと表面の凍った雪道を延々と登った。
途中、チョーレアーなクマの足跡。
もちろんippuu火矢と防犯ブザーで威嚇(爆)
その快晴の中、鞍部を越え以東岳を臨めるところに来たら、
魔の山のブナの大原生林は真っ白な雲の下であった。
このルートを発見して2年来。
相変わらず感動を与えてくれる魔の山である。
積雪も20cmくらいになり、
朝が早いから表面が凍って歩きやすい。
もちろん皮算用のナメコは数粒しか(汗)
それでもこの風光には声が出なかった(爆汗)
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■11/25
自由孤独
突然、思い出したフレーズというかタイトル。
9時からの寅さんを観ようと待機中に、
オリンパス・デジレフのスポンサープログラムの中だった。
野口 建が出ていた。
個人的に偉いと感じてる若手。
なるほど・・・彼のなんだったかの話を
TVの中で聞いてたらこのタイトルが
浮かんできた。
自由と孤独は常にセットだ。
生理食塩水みたいに、
違和感なくいつもこの体にたたえているような気がする。
明日早朝もいまだこの時間になっても
どこへ行くか家人等に言ってない。
書置きボードに行き先書いて、寝床に置いて
出かける自由。
多いに謳歌しよう!
■12/11
原影越前
約30年ぶりの永平寺。
モノクロでしか原影は残っておらず、
総天然色の今は失望に近い感じが残った。
しかし禅寺としての矜持は連綿と受け継がれており
青い頭の修行僧の立ち居振る舞いは、
日常私のの所作の対極に位置して見事である(笑)
気になったのは修行僧の眼鏡。
光モノフレーム着用は無し。
黒一色なのだが
フレーム自体一本一本デザインが違い、
決して安く買えないシロモノと思った。
儚い主張。いいことである。
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