■第1班■
はじめに
■この年を前後するころ、和歌山のミホコおばさん(自称)からアドバイスというか希望が私に告げられた。■魔性の花を見てみたいです。それに山菜も食べてみたいです。了解、では希望者を募ってみてください。■ミホコおばさんあなたが幹事になるならネ・・というようなメールのやり取り。これが発端であります。
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■魔性の花シラネアオイ |
■また一方アウトドア系兼わば野人系ネット仲間も魔性の渓谷往きを親不知と飛騨で狼煙が上がり始めていた。■山アスパラ活二とやまてつである。早速気の早い彼らは日程まで決定・・・ってシャレではない。■6月の5・6日とのこと。私は土曜はもう休めない。どうしても日・月となるから結局日曜の早朝彼らを急襲することに決定する。これを1班にするなら6・7日組みは2班。1班に野人系兵(つわもの)がッ揃う。■かねてより2班のサポートにインストラクションを頼んでおいたmac3・じょしゅはすでに1班と合流。sonetaは6日に2班に合流と相成る。
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■地元からかってのゼンマイ網採り仲間2人とで急襲のはずだが、すでに彼等は起きていた。見渡す高原の台地(標高1500m)にインク1・2とnomo1・やまてつ・山アスパラ活二それにmac3・じょしゅらが迎撃をかけてくる。■さっそく山アスパラが満面の笑みで台地の、とある場所に私を引き連れていく。■ゴンブト山アスパラの自生を発見したのだ。■2班の女性陣に見て貰い、ぜひ試食して感想を聞かせて欲しいとの依頼であった。幻の山菜オオナルコユリ(通称山アスパラ)
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■第1班と合流した我々はさっそく朝食もそこかしこに魔性の渓谷入り口に向かう。時間の関係で渓谷上がり口と入り口にピストンでドライバーを回せるよう2台置いて、それぞれ分乗して本流との出会い付近に向かう。5月16日までは山桜が満開であった。
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■わが地元からもサポートを頼んだかっての仲間ナベ&フジイ。もう20年になるだろうか・・ゼンマイ採りの仲間で新潟県境を、ひたすら狙ってのゼンマイ行脚をしていたのである。しかしこの魔性の渓谷は初めてである。そこは慣れた者、こちらも第2班の大きなサポートのになる。
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■山アスパラ活二(以下長いので活二と呼称)やまてつ・インク1・2、nomo、mac3・じょしゅ、、ミゾグチ1・2、ナベ、フジイ、一風、それにアマゾネス等総勢11名+4頭の沢登りである。やまてつは自慢の竿を出している。
かってない沢登り人数かも知れない。
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■半年以上ヒトを拒んできたこの一帯。11月〜5月下旬までアプローチする手立ては徒歩のみ。過去11月の最終と5月の中旬に徒歩(山スキー&スノ-シュー)で訪れている。さすが真冬は無い。林道開通になって各月季節折々入渓。いつきても弛まない表情を見せてくれる沢である。■写真は5月初旬の魔性の渓谷です。
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■前半はナメの川床であるが中ごろはゴロ沢。苦戦しながらも沢の縁縁に咲き乱れる花や山菜などが出現し癒される。ギョウジャニンニクはすでに他の植物の発芽で埋もれつつあったが、そこかしこでひっそり出迎える。■ゼンマイが適期を迎え、太いのが出ている。昔のクセで採りはじめたら収納エプロンが膨らむ。フジイも病みあがりながら採取している。■クリンソウ・リュウキンカ・シラネアオイのコロニーと遅い春のダイジェスト版を眺めているようである。各写真クリック
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■今回初の方がミゾグチペアーにやまてつ。皆さん誰かのサイトに出没されているから名前は存じている。ミゾグチはシラネアオイを見たいばっかりに遠く静岡から奥様と参戦。果たしてシラネアオイは・・・って、杞憂に終わりました。
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■思い思い一風の滝madeの道中を楽しむ皆さん。
上記やまてつ&インクです。
これが都会だったら不審者集団でしょう。
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■一風の滝は私が付けた名称である。国土地理院発行1/2.5万の地図に記載されていないのである。本流のずっと下流域にこれよりスケールの小さな滝さえ名が付いている。落ち度である。さっそく名を付けた次第である。
■上記はガンバッテ登ったミゾグチペアー。下段はじょしゅに山アスパラ活二。活二は魔性の山菜(ギョウジャニンニク)をラーメンにトッピングして食べることを念願にやってきた。
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■第2班■スタート!
上手い具合のタイムスケジュールで谷を脱出。残る我等と帰参する山アスパラ・やまてつ・nomoたちはベースキャンプに戻って後片付け。一足先にJR長野駅に新しく参加する妙齢のご婦人方をピックアップに向かうために下山する。
天候はうす曇でいささか心配されたが天下の晴れオトコとオンナが居た!
遅れてきた山アスパラたちと初対面の挨拶と別れの挨拶を同時にこなす器用な集団です。
ここで参加者名簿。ミホコ・ゆーみん・ミン太・ラベ・姫ミエ・やまぼうし・timeママ・バロンパそこにサポーターのsonetaと9人が3台の車に分乗しBCに向かう。
途中コンビニで休憩の図。
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■せっかくの山菜オフ。長野・新潟県境から入峡することにする。この林道は奥志賀・野沢温泉村・木島平村へ通じるマイナーな道路です。
■周りに危険が及ばないかじょしゅが見守っています。
■鳥甲山から流れ落ちる大雪渓です。遅いと8月お盆の頃まで残ってます。
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■崩れそうな天候を気にしながらの晩餐だ。テンプラの達人ナベさん!
■5月23日にこの地で採っておいたコシアブラやらフキノトウ・独活・タラノメを揚げる。しかし高度があり気圧が高くて温度が上がらない鍋で「なべ」困る(汗)の図です。
【クリック】
■帳の落ちた暗闇で腰にタオルの一風。まったくサマになっています(笑)
■片手で寒梅を押え、なにやら激写中です。
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■この高原大地は総勢17名の夜宴と化す。じょしゅたち東海のご夫人が集めてきた朴の葉で皿にあてがう。用意してきたサラダと自家製非売の生ハムをあわせて盛り込む。
【クリック】
■合い鴨の生ハム仕立ても初物である。インクが仕留めたエゾシカのタタキに吟醸酒粕の天然ワサビの粕漬。■やまぼうしに頼んで作ってもらったサバ水煮缶と山菜の闇汁仕立て。独活やらアカコゴミなどを具にした田舎味噌汁である。■採れたての独活はさっと湯がいて冷たい水で色止めし、小さく小口カット。フジイはダッジオーブンでコシヒカリ2kgを炊く準備に入る。果たして出来栄えはいかに・・・ソレが上手く炊き上がるのである。■これでチリメン山椒独活の混ぜご飯が・・・肝心のチリメン山椒を置いてきたのである。ブーイングこそ起こらなかったものの・・汗■その独活と白ごまで急遽混ぜゴハンを造った。不味くは無いと信じたかった(爆汗)
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■初対面同士ながら日頃のBBSでの饒舌が飛び交い始める。nomoが持参した雪中梅に越の寒梅がそうさせるのだろうか。■写真は本文とかんけいありませぬ、一応ネ。
■この広い大地においてこの夜はロッジの管理人以外、我等17名以外誰も居なかったのである。大いに喜ばしいことである。
■↑この二人は呑むと強いのです。日本酒オンリーとなってきます。皆思い思い酌み交わし、夜も更けてきます。
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■エビスのレギュラーから黒までそろい、ワインの赤白に雪中梅に寒梅。他にナニが入用か。酔いも周る頃、ミゾグチ夫妻に草笛の演奏を皆でお願いする。
■とても静かな中でその演奏は始まる。咳払いさえ、イヤ風さえ止んだのかも。
■単調な音色は闇に完全に解けこみ、我等のテントに漂っている。
■曲名もさることながら、音色自体が郷愁を思い起こさせるのかもしれない。昨晩からこの地に居たミゾグチペアーは演奏後ロッジに帰る。
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■ここでmac3のギターライブとなる。モチロン、ビートルズナンバーである。しなやかな指先は弦を弾き、アップテンポにスローに、リクエストに応じて弾いてくれる。
弦の響きと歌声は闇に乗じ、星を呼んだ。
■すでにこの頃、私は酩酊状態だったと思われる。ここいらあたりから記憶が飛んでいる(笑)気圧のせいか、美女群のせいか。生まれて初めてその美女群に囲まれ、たいへん興奮したのを覚えている。もちろん気持ちよくロシナンテの中で寝た。誰かが「流れ星ぃ!」って云った声は聞いてます。皆さんにご迷惑をかけなかったでしょうか、これを書きながらお尋ねします(爆汗)
■大事なことであるが天気予報は雨を伝えていたが、晴れ男に晴れ女が揃い踏みで、時折満天の星が観れる。
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■ナベが早々ストーブに火を焚いている。あたりはガスっている。ミルキィモーニングだ。ロシナンテから降り大地に立つ。昨晩の大いなる喧騒はいずこじゃ。■「吼えて散歩の催促にうるさいA+1を車外にだす。散歩だ。■timeママがドブ湿原のほうへ向かっている。今ひとつの方角からミン太か・・・mihokoかがやはりドブ湿原の入り口のブナとカンバの森に入っていく。詩情豊かなミルキィモーニングである。
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■A+1に朝メシをやり、今度は人間様の準備。
timeママも戻り、誰か確認できなかった今一人はmihokoである。さっそく朝飯の準備にお手伝い♪
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■21世紀の健全なるチューコーネンたちは「APE」を駆ってる。
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■そぞろ皆が起き出した。オナカは正直である。カリカリベーコンをtimeママは手際よく焼く。mihokoはレタスを洗って水切り。焼いたベーコンにレタスに・・・メープルシロップに起きて破りのマヨネーズを・・ハイサンド。しか【クリック】k
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■かなり時間が気になる。mac3がショートカット提案。ナイス!さっそく昨日魔性の渓谷から脱出した揚がり口に行くことにする。
■昨日に負けない人数である。しかも初心者である。サポータのインストラクターが大活躍である。私は犬だけで手一杯である。実は、まさか一風の滝までは行かないだろうと思っていたのだが、あにはからんやイケイケおネーサンふうになったみたいである。ここでラベは滝に向かわず一人ドラエモン号で留守番となる。
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■朝飯が終わる頃、猛烈に霧が晴れだし、A青い空が覗く気候である。シラネアオイが皆を眺めている。
■一風の滝頭頂部である。水量もうんと減り、天気のせいで濡れるのも気にならないようである。
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■向かう先は「一風の滝」である。
■少しスリリングな滝下りです。
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■思い思いに魔性の渓谷を楽しんでいるみたいである。山菜を採るひと、花の写真を撮るひと、・・・魔性の所以であろうか、来る人を選ばないのである。
■本当にいつ来ても新しさを感じさせてくれる渓流である。一大豪雪地帯で半年以上この地はアクセスが徒歩に限られる、もちろん積雪時はスキーなり必要であるがマイナーなこの地には目的が成立しにくいと一般的に考える。非一般的に陥りやすい私はいつか真冬に訪ねることを夢見ている。
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■大過ないほうであろう(汗)JR長野駅までの時間が気になる。山菜カルボナーラが未発表になる。かわりに馬曲温泉に入湯となる。関東地方のベスト3に入る露天風呂である。特に女性の風呂が広くて眺めも秀逸とのこと。観ずじまいである。
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■これだけの初心者の皆さんを迎えるのは初めてでした。貴重な体験でした。オプションはかなり削ったのですが、あと一息というところだったです。しかしながら大過なく皆さんが想い出を土産にご家庭にカムバックされたのは何よりも良かったことです。参加された方に、手伝いいただいた方に再度感謝です。
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■JR長野駅にて散会
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