やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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農民連にいがた県央センター
Fax・Tel 0256-38-9642
大地のめぐみ 2001年12月12日 第82号
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○12月になり、一段と寒くなってきました。粟ヶ岳、守門などの山は雪化粧を
しています。平地でも雪が舞い始めましたが、例年よりは降るのが少し遅いかな〜
と思われます。それでもビニールハウスの補強をしたり、車のタイヤを
スノータイヤに交換したり、雪に備えての準備に余念がないこのごろです。
○食糧庁がこのほどまとめたモニター定期調査の結果で、コメ購入先では
生産者直売が堅調に伸びていることがわかりました。下のグラフは平成7年
以降の動きで、コメ専門店が続落、スーパーが後退、生協が回復の動きの中で、
農家直売が一貫して伸びています。
○研がずに炊けるという「無洗米」が業務用を中心に伸びています。確かに
簡便であり、とぎ汁を出さないことによる環境への配慮という面はあります。
一方、表層のぬかがなくなることによってうまみが流出し、炊きあがったときの
香りは落ちてしまいます。とぎ汁は自然な有機物であり、化学物質に比べれば
はるかに環境に優しい。米のぬか分は栄養の宝庫でもあります。
便利になりすぎると失うものも大きいのではないでしょうか。
○一年間ご利用ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
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大地のめぐみ 2001年11月14日 第81号
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○暖房が欠かせない時期になってきました。紅葉が散りはじめ、日が暮れ
始めるのもぐっと早くなり、雨が降れば日増しに寒さが感じられるような
秋の終わりになりました。農家は冬に備えての根菜類などの収穫の最中です。
里芋はほぼ掘り終え、大根の収穫とそれをたくあんにするための干し作業をし
ています。体菜も収穫して塩漬けに漬け込む作業が始まっています。
○精米設備を更新しました。精米設備を一部更新し、斑点米や小米がより混入
しにくくしました。この秋まではこうした設備がなくて(高価なのです)、
低農薬米のせいもあったりして、斑点米などが混じっていたかと思いますが、
今月からはいかがでしょうか。ご感想などをお聞かせいただければありがたいです。
これからも整粒歩合が高くて、斑点米などの混入ができるだけ少ないお米になる
よう努力していきますのでよろしくお願いします。
○青大豆の収穫作業をしました。天気が良かった8日にコンバインで青豆の
刈り取り、脱穀をしました。豆の木は十分に茶色に枯れて、莢が割れて豆が
はじけているのも一部にありました。豆自体の水分は11月の天候ではそのままで
保存できるほどの乾燥状態にはなっていないので、乾燥機で数日かけて乾かしました。
青豆は煮豆などにすると大変おいしいので、冬の料理にはとても喜ばれています。
11日に開いた大豆畑トラストの収穫祭では、生産者、オーナー合わせて32人が参加し、
交流会の中では当日食べた煮豆が大変おいしいのでレシピがほしい、との声も出ました。
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大地のめぐみ 2001年10月10日 第80号
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○秋が最盛期になっています。暑い夏も終わって一番過ごしやすい季節です。
秋の果物も収穫の最盛期ですし、食欲も旺盛になる時期でしょう。稲刈りは
すっかり終わって、田んぼの作業は一段落というところです 今年は春から
天候がよかったせいか、お米の収穫量も少しは多いようです。
○狂牛病が日本でも発生しました。草食性が本来の牛に、自然の状態では絶対
食べることのない肉骨粉を食べさせ、安い経費で早く太らせるというコスト
最優先の経済合理主義の行きついた結果ではないでしょうか。利潤を主体に
考えるいまの経済社会では、牛に限らず食品一般が問われている問題です。
本来の食べ物のありようを考える時期に来ているのではないでしょうか。
○稲刈り交流会を行いました。 例年おこなっている稲刈り交流会を今年も
中村さんの田んぼでおこないました。基盤整備が終わった125m×80mという
広い田んぼのごく一部でしたが稲刈りしました。毎年おこなっているせいで、
手つきや腰つきがなかなか上手になってきたようです。稲刈り後は近くの
センターでコシヒカリの新米おにぎりや豚汁を食べながら交流をしました。
○大豆はそろそろ刈り取り時期を迎えます。エンレイ大豆は全体が茶褐色に
なってきて葉がだいぶ落ちています。20日頃になれば全体が枯れて、枯れた茎に
大豆のさやが付いている状態になります。この時期の天気の良い日に
大豆コンバインで収穫作業を行います。
○今月から新米です。今月から新しい精米装置で精米するため、斑点米や
異物などの混入がほとんどないものになります。整粒歩合も上がるため、
食べたときの食感がさらにおいしく感じられるのではないでしょうか。
これからもご利用を広げていただきたいと思います。
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大地のめぐみ 2001年9月12日 第79号
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○稲刈りが最盛期です。今年は例年より暑い日が長く続いたので害虫や病気が
心配だったのですが、乳熟期に米粒の汁を吸って斑点米を作るカメムシがわり
と発生したほかには、病気はあまりでなくて米の品質は良さそうです。こちら
ではコシヒカリの刈り取りがだいぶすすんできています。今までは好天に恵ま
れて被害がなかったのですが、台風15号がこちらに向かってきそうなので(11日)、
風水害の被害がでなければいいが、と心配です。農産物はどうしても天候だのみ
の栽培ですが、台風は最も来てほしくないものです。
○来月の新米から価格を300円(10kg)引き下げます。市場に出回っている米
情勢や経済情勢など検討し、農家にとってはむずかしい判断でしたが、産直米を
広めていくために10月の新米から価格の引き下げを決定しました。生産者米価
の下落などで農家の米作りは困難ですが、消費者の方からの理解と協力の得られる
設定をめざしました。低農薬コシヒカリと低農薬あきたこまちをともに
300円(10kg)値下げします。(かがやき米は価格据置です)引き続きのご購入と、
お知り合いに広めていただきますようご協力をお願いします。
※今月から米袋のデザインを一新しました。ご愛顧をお願いします。
○稲刈り交流会を栄町で行います。 例年通り中村健一さんの田んぼで稲刈りを
おこない、そのあとリージョンセンターで新米のおにぎりなど食べながら交流会を
おこないます。今年は田んぼが基盤整備のために形と場所が変わったため、
中村さんの自宅に集まってから田んぼに向かいます。大勢のご参加をお願いします。
日時: 9月16日(日) 10:00〜13:00
場所: 稲刈り:中村さんちの田んぼ
交流会:栄町リージョンセンター
参加費:一人600円
ふぁみりーは1200円
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2001年8月8日 第78号
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○毎日暑い日が続いていますね〜。もう20日くらいも雨が降らない天候
だったのですが、ようやく昨日待望の雨が少し降りました。でも畑はカラ
カラに乾いていましたのでもっと降ってもよかったのですが。トマトやなす、
里芋など露地野菜の生育は思わしくありませんね。加えて高温のせいで病気
や害虫の発生が多いようです。
困りますが天候だけはどうしようもありません。
○今年の稲は出穂が早まりました。春からの好天続きのせいで、5日以上穂
の出方が早くなりました。
昼間暑くても夜に温度が下がってくれるといいのですが、夜も高温だと稲の
消耗が多くなって米質があまりよくならないのが普通です。田んぼに用水を
入れて地温が上がらないように、稲の体力が衰えないようにしています。
○枝豆まつりをしました。11日の予定でしたが、好天続きで枝豆の生育が
進んでしまい、7月29日におこないました。
(11日に参加しようと思っていた方には申し訳ありません)。
当日は15人の方から参加があり、畑にガスコンロを持ち込んで、枝豆を
その場でゆでて食べてもらいました。トウモロコシ、スイカなどもあって、
だいぶおなかがいっぱいになりましたね。
帰りには枝豆のおみやげをたくさん持ち帰られました。
○稲刈り交流会を9月16日(日)10時〜1時に栄町で予定しています。
○今月のコシヒカリ白米は脱酸素材を入れた包装でお届けしています。
やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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大地のめぐみ 農民連にいがた県央センター
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2001年7月11日 第77号
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○梅雨の中休みのような日が続いています。 今年の梅雨は気温も高めで、
前半にわりと雨が降りましたが、今は梅雨がどこかに消えたような暑い天気です。
そのせいで稲や大豆、野菜も順調に生育しています。一方で、やっぱり同じよう
に雑草も元気がいいです。農家は7月から9月にかけては、雑草との戦いが大き
な仕事になります。それでも今は除草剤や畑の畝を覆うポリエチレン製の資材
(マルチ)がいろいろでていますから昔よりはよほどらくになりましたけれども、
夏の炎天下での草取りや除草剤散布は重労働です。
○田んぼの稲は穂づくりの時期になりました。稲の草丈がだいぶ伸びてきています。
コシヒカリはこれから稲の身体の中で穂ができてくる時期になります。この時が稲
の一生で一番大事な時期です。どんな生物でも子供を作るときが身体に一番無理が
かかるわけですから、激しい風雨や低温、干ばつなどの異常な天候にならないよう
願いながら管理をしています。
○大豆は培土(土寄せ)をしました。エンレイは順調に生育をしています。雨降り
が続いたため、少し遅れ気味でしたが、先日培土をしました。培土とはうねの間の
土を大豆の茎のそばに寄せる作業で、肥料供給、雑草退治、倒伏防止の役目をする
ものです。この作業で大豆の成長がグンと早くなりますし、作業前には雑草が真っ青
になって生えていた畑は作業後には茶色の土が表にでて、雑草が枯れ始めています。
青大豆は先月下旬に種蒔きをし、ようやく葉が増え始めているところです。
○8月の行事予定
8月19日(日)梨狩り交流会……梨農家の会員が栽培している幸水梨を収穫します。
取れたての野菜を食べる機会になります。詳細は事務局まで。
○6,7,8月のお米は脱酸素材の小袋を入れた包装でお届けしています。