大地のめぐみ 2000年



やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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                     農民連にいがた県央センター
                       Fax・Tel 0256-38-9642
大地のめぐみ 2000年12月13日 第70号
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○本格的な冬の到来で、雪の景色になりました。今年は暖冬傾向といわれますが、
それでも寒さは本物です。これから2月下旬まで、雪の中での生活が続くと考えると、
気持ちも新潟の空のようにどんよりとなってしまいますが、以前続いていた大雪の生活
よりはまだ暖かい中での生活だと気持ちを切り替えましょう。

○お届けしているお米でカメムシによる斑点米の被害粒が混入している場合がまれに
あるようです。殺虫剤は使用していませんので精米時に完全に除くことはなかなか困難
です。ご希望により交換に応じますのでご連絡下さい。

○ようやく先月青大豆の収穫をしました。11月14日でしたが、ほとんど葉が落ちて茎と
莢だけの青大豆を大豆コンバインで刈り取りました。一部試験的に無農薬で栽培した
場所の青大豆も、まあまあの収穫でした。奥手のおいしい枝豆を大豆にまで育てたので、
どうしても収穫が遅くなりますが、味はほんとにおいしい大豆です。

○このおいしい青大豆を豆腐にしました。農業大学校での研修で、収穫した青大豆を
持ち込んで、豆腐加工の実習をしました。青大豆は糖分が多く、タンパク質が若干少
な目のため、絹ごしで作りましたが、やや鶯色がわかるかなという色合いでできました。
味は抜群においしいものでした。当日はエンレイ大豆でも豆腐を作りましたが、
(豆腐屋さんには申し訳ないですが)比較にならない味です。
私の鈍感な舌でもわかるのですから、毎日食事を作っているみなさんなら一目、いや
一舌でおいしさがわかるでしょう。面倒な道具はいりませんので、みなさんもぜひ青大
豆の豆腐作りに挑戦してみませんか。
                                       (鶴巻事務局長)


やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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                                      農民連にいがた県央センター
                      Fax・Tel 0256-38-9642
大地のめぐみ 2000年11月 8日 第69号
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○先日、寒い日が何日かありましたが、ここ数日暖かい日が続いています。
秋に入って暖かい日が続いたあと、急に寒い日が数日続くと、木々の葉に
含まれている色づく成分が葉に残ったままで、葉と枝の間の養分の通り道
が絶たれてしまい、紅葉の色合いが鮮やかになるのだそうです。冬も暖冬
になりそうで、過ごしやすくなるのではないでしょうか。

○先月22日に大豆の刈り取りをしました。今年は面積を増やしたため、
条件の悪い田んぼもあって、湿害や干害が一部ででましたが、そのわり
には収量は良さそうです。刈り取りをした時の天候が雨のあとだったため、
刈り取った大豆の水分が高くて、乾燥機を使って大豆の水分を下げる作業
をしなければなりませんでした。大豆のさやの仕組みはよくできていて、
さやの表面に無数に生えた毛がさやを雨から守ってくれるし、雨が上がれば、
さやの表面積を大きくする役目もして、さやと大豆を乾きやすくしてくれます。
さやは充分乾燥すると、ねじれて二つにはじけ、大豆を遠くに飛ばして子孫を
広げる役目もします。自然の仕組みは理屈にかなったようにしてできている
ものだと感心させられます。             (鶴巻事務局長)


やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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                                       農民連にいがた県央センター
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大地のめぐみ              2000年10月11日 第68号
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○空気がだいぶすずしくなってきました。秋本番の気配がします。稲刈りは
先月の20日までにすべて終了しました。今年の夏は暑かったですが、お米
の品質は例年並みと言うことで、品質検査では9割近くが1等米だそうです。
白米に精米してもきれいなお米で、半年間の栽培努力の結果だなあ、と自己
満足?しています。

○今月から新米のお届けです。9月にもご案内しましたが、価格が全銘柄と
も10kgあたり300円引き下がりました。お米は余裕をみて保有しています。
追加注文もお受けできますので、よろしくお願いします。

○新婦人と農民連の収穫祭は今月29日です。今年は三条市のサンファーム
(農業体験交流センター)でおこないます。もちつき、そばうちや干し柿づ
くりなど、自分で参加する加工品作りがメインです。ぜひご参加下さい。
(参加費500円)

○9月はセンターの農家の畑に子供たちが大勢来
ました。5日と25日には親子リズムの若いママ
さんとでゴボウ掘りや枝豆もぎをやりました。土
にふれる機会がない子供たちにはおもしろかった
でしょう。15日の稲刈り交流会にも大勢ご参加
いただき、ありがとうございました。

○大豆の葉が落ちてきました。エンレイは紅葉がすぎて落葉が始まりました。
今月下旬頃が刈り取り時期です。青大豆は先日まで枝豆で食べられましたので、
収穫は11月になるでしょう。
                                  (鶴巻事務局長)


やっぱり食べたい日本のおコメ・安全で安定した食料は日本の大地から
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                    2000年8月 9日 第66号
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○連日真夏の太陽がかがやいています。先月19日に梅雨が明けてからは
雨もほとんど降らず、真夏日が続いています。今年は好天のせいで稲の出穂
もはやまっており、ほとんどのたんぼで穂がでています。稲にとっては暑い
日が続くのは、収量が増えることになります。

○稲の生育は順調です。コシヒカリは8月1日頃穂がでてきました。好天で、
気温が高めに経過しているため、平年より3〜4日早くなっています。一方
で虫の活動も活発で、害虫のカメムシなどは例年より多くなっているそうで
すし、いもち病などの病気もでやすくなっています。コシヒカリは、今のと
ころ防除はやらなくてもよいようですが、状況を観察しているところです。
なお、例年の稲刈り交流会は9月15日におこなう予定です。

○大豆などの農作業体験ツアーには新潟市や神奈川県などからも参加者があり、
大豆畑の草取りなどを体験してもらいました。29日は夕方、栄町農林課長
さんから地域農業について説明を受けたあと、夕日が沈む信濃川の河原で
バーベキュー大会。30日は朝5時半から大豆畑の草取りや、とまと、枝豆
などの野菜収穫作業を行いました。大豆の朝露がこんなにすごいものだとは
思わなかった、などの感想も聞かれました。(鶴巻事務局長)

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                    2000年 7月 5日 第65号
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○心配した台風3号の被害はこちらではほとんどなく、少しの風と一日雨が
降った程度でした。いまは梅雨の最中だというのにどうも真夏のような天候
が続いています。空気もじめじめした感じでなく、わりと乾燥していますから、
暑くても風が吹くと過ごしやすい感じです。ただ、これからは梅雨のじめじめ
した感じになるような予報で、早く梅雨があがってくれないかと思います。

○稲の生育は順調です。今年は天気が良く高温気味で推移しているため、平年
よりも生育もよく、早くなっているようです。コシヒカリは葉を開いてみると
幼穂が確認できます。例年8月の上旬に穂がでて花が咲きますが、今年は穂が
でるのが2〜3日早まりそうです。


○大豆も順調に生育しています。先日培土をしました。培土とはうね間の土を
大豆の茎際まで寄せてやることです。トラクターに培土作業のできるロータリー
を取り付けておこないます。この作業で、大豆の肥料補充や雑草の退治、大豆の
根を多く出させて、倒れにくくすることなど一石三鳥の効果があります。しかし、
うね間があまりにも雑草だらけになったところでは、除草剤をまいて雑草を弱ら
せてから、培土作業をしなければなりませんでした。除草剤の入った30kg以上
の機械を背負って、炎天下での作業はなかなか大変でした。大豆も8月上旬に小
さな花が咲く予定です。
 
 ────新企画 農作業体験ツアー        ────                

    大豆畑の除草作業やトマトや枝豆もぎなど、早朝の涼しい時間帯におこ  
ないます。29日は有機農業や遺伝子組み替えなどの講義もやります。  
宿泊場所も栄町に確保しました。農作業や、野菜栽培に関心のある方、  
参加しませんか。

        7月29日午後3時頃〜30日お昼(部分参加も可)
        栄町リージョンセンター(食事代等必要です、問い合わせ下さい)

(鶴巻事務局長)


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   2000年6月14日 第64号
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○9日に梅雨にはいったようだという情報がテレビから流れていました。
梅雨の入りがけは雲は多めですが、雨はそんなに長続きしないようです。
地温が暖かいせいなのか、今年の稲の生育は順調で、だいぶ分けつがす
すんで茎が多くなっています。

 田植え直後とは様変わりで、田んぼは一面
緑が目にしみるようになってきました。田植え頃にはにぎやかに聞こえて
いた蛙の鳴き声は静かになり、代わりに田んぼの水の中にはオタマジャクシが
数多くみられています。

○大豆の種まきをしました。今年は昨年より栽培面積が増えました。昨年と
離れたところにも大豆栽培の田んぼを借りました。
5月末と6月最初の日曜日、トラクターに取り付けた大豆播種機でエンレイの
種をまきました。もうきれいに発芽して順調に生育しています。雑草も芽が出
てきていますから、これから草退治も大事な仕事になります。中旬から下旬に
かけて青大豆、納豆大豆の種まきをします。今年は大豆栽培3年目の土地もあ
りますから昨年並みの収量は難しいかもしれませんが、上手に管理をしていき
ます。大豆畑トラストのオーナーは県外からの申し込みもあり、50人を超え
ました。

○今月から8月までの3ヶ月間、虫やカビを防ぐために米袋に脱酸素剤を入れて
  お送りします。
  ご利用の際には脱酸素剤を取り除いてからお願いします。(鶴巻事務局長)



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