by 菜工房'02/11/10

毎年地元の仲間たち6人で、ダレカレとなく企画が立てられます。

もちろんムクツケキ輩の集まりですから、酒・肴それに温泉でもあれば文句の出ない休日になります。

今回は2人が仕事の関係で参加できませんでしたが、お隣は福島県の鄙びた温泉珍ツアーとなりました。

以下はその報告です。ご感想ありましたら当貼絵掲示板にお書き込みください。

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11月10日(日)午後、加茂をスタート。隣町の鄙びたラーメン屋にて軽い昼食。近郷では有名な店『麗人』っていう名にはそぐわないラーメンが売りです。入れ替わり立ち代わりでテーブルについては食べます。ツンベできた初老のご夫婦もすすってました。とてもシンプルな味わいです。
国道49号線を平行に走る磐越高速道から臨んだ名峰「磐梯山」。活火山です。雪を頂き、しばしの休息でしょうか。ある学者の説では噴火前は富士山より高い山である・・・と言ったそうです。裾野には溶岩で閉じ込められた湖沼群があります。そうそう「野口英世」の生誕地でもあります。【写真クリック】
猪苗代ICから北上。平場になかった雪がアチコチ。ゴム長で正解なのですが、雪でスタックしたら押し上げるのは私一人。あとは運動靴だからです。中之沢温泉と家人に言い残して出かけたら・・・横向き温泉でした。安達太良山の西側登山口がありました。鄙びた温泉、まさにコレです。【写真クリック】
館内を案内され、恐る恐るという表現でこの湯治旅館の廊下を歩き部屋に案内される。さっそく・・・そう温泉です。【写真クリック】
左手は女性の浴槽で、仕切りがありません。私側の霊泉に入りにくるには跨いで低い仕切りを越えなければなりません・・・我ら唖然でした。【写真クリック】
入浴後は自炊ですから、持ってきた材料ですき焼きとなりました。補修を思いついてから数十年という感じの部屋です。空き缶やビール瓶を横にするとコロコロとドングリ状態です。眠るとき、隙間風が寒くてコタツの中に足を入れて寝ようと、敷いてもらった布団で枕を逆にしたら頭が下向き加減になり、眠れない!寝つきのイイ私でさえ。【写真クリック】
深夜、温泉に入りました。一人きりでした。湯に溶け込んだように。右浴槽は「霊泉」で、仲間曰く「帰りの車の燃料に瓶に詰めたらナジレェ」と、まさに軽油の匂いそして味わい(軽油は飲んだことが無いが)、温度も人肌温度。左はようやく41℃くらいの軽く硫黄の匂いのする温泉。1箇所で2種の温泉が楽しめます。夜半の人肌霊泉(温泉)は匂いを除いても裸電球の下でまどろみ掛けました。
朝食は夕べのスキヤキに越後のモチを入れて、特選コシヒカリのメシも食べて、腹がパンパン、もちろんビールも朝飯前に。これで昼の新蕎麦を食べることが出来るのだろうかと不安気味に宿のまえで、今も綺麗な女将さんから爆写でした。

横向温泉前にて、正面より撮っても横向になりませんでした・・・そう積雪があるくらいですから寒いのです!

新潟に帰る途中、ラーメンで有名な喜多方を抜け、山都町に着きます。宮古集落には十数軒の蕎麦を売り物のの民家。その中で一番先駆した「なかじま」に入る。(予約要)数年前に来たとき同様、年配の当主が玄関左手で蕎麦を打っていた。【写真クリック】
座敷、民家のそれも古い造りの天井や梁。そこに座卓がいくつもコースの皿を載せて客を待っていた。ここでもしばし新蕎麦が来るまでビールを。しかし、呑まなくなったのは歳のせいだろう。
いわば蕎麦までの前菜である。手前左から時計回りで蕎麦つゆ・枝豆(ズンダ)・根菜類煮物(新潟ではのっぺみたい)・シメジと太いぜんまいの煮しめ・手造りこんにゃくの刺身・白菜などの漬物とホノボノした田舎料理でビールを呑んだ。
名物、ここが発案した『水蕎麦』。入村するとき通った「夢見の水」のはいったお椀で最初の蕎麦を手繰る。新蕎麦の馥郁たる味わいを味わうのだが、確かに蕎麦の風味は鄙びていて良かった。
更科蕎麦の対極。蕎麦殻が一緒に打ちこまれているのでクロっぽい。私はこの風味と舌触りが好きです。通称田舎蕎麦というらしいです。【写真クリック】
腹持ちのイイ蕎麦を食ってパンパンの腹をさすりながら帰路に着く。途中猿の大群と遭遇。畑の野菜や柿などゆうゆう採ってました。
新潟に入って「阿賀の里」という観光物産エリアで見かけた自然薯です。この量で5千円です。高いか?安いか?きっと効き目次第なんでしょう。

 

忙中閑在といいながらも心休まる企画と運転を賄った北澤氏には一同感謝です。氏は加茂でも有名な桐箪笥製造・販売を街中心部で経営しています。桐箪笥のご用命ありましたら私までご一報を。

米は新米コシヒカリを提供の中野氏、いずれももうすぐホームページを作成するでしょう。その際は宜しくお願いいたします。

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